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控え組は練習から“戦闘モード”原口「全員が悔しい思いをしている」W杯出場権獲得へチームが結束【サッカー日本代表】

2022年1月31日 18時19分

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軽快な動きでヘディングする原口元気

軽快な動きでヘディングする原口元気

◇記者コラム「目撃者」
 サッカー日本代表は2月1日、2022年W杯カタール大会アジア最終予選B組第8戦のサウジアラビア戦(埼玉スタジアム)に臨む。首位のサウジとの天王山。勝てば勝ち点1差ににじり寄るが、もし負けるようなことがあれば、黒星発進から立て直してきた日本は再び地獄の入り口に立たされる。
 修羅場をくぐり、重圧にも耐えられる顔役の吉田はいない。冨安、古橋、三笘もいない。なのに、チームは不思議と不安感や憂わしげなムードとは無縁のように見える。
 「誰一人動揺せず、チームが勝つために試合に出ていない選手も含めて仕事を全うする。それがこのチームのすごさ」。権田が紡いだ言葉を垣間見るシーンがあった。
 中国戦後の1月28、29日に公開された控え組の練習は緊迫感に満ちあふれ、まさにバチバチだった。大げさに言えば、ケガも恐れぬ戦闘モードだった。久保建は倒されてピッチをはい、中山は足を削られて立てない。“湯気”が立ちこめ、選手たちの熱量が充満した。
 ここ3試合の出場時間はわずか計9分…。原口は誰よりも闘魂のオーラを漂わせたが、そこには隠された意図もあった。
 「下の世代と話をしても、全員が出たいし、全員が悔しい思いをしている。まあ、言えない部分もある。だから、個人的には練習をポジティブに持っていくことを意識している」
 不満や憂いといった私情をぐっと胸の内に押し込め、エネルギーとして発露するプロフェッショナルの集団。誰が何と言おうと、日の丸を背負う以上はW杯の出場権獲得が第一義だ。身を粉にして戦い、誰一人欠けることなく強く結束する。当たり前の覚悟と決意が凝縮した風景がピッチ上のそこかしこにあった。
 「W杯に行くことが第一。これはきれい事じゃない。W杯に行かないと自分のチャンスも消えてしまう。だから、今はチームとして必ずW杯に行く」と原口。勝ってこそ、W杯の扉は開き、カタールへの道はつながる。(松岡祐司)

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