世田谷のチーム「SETAGAYA UNITED」始動にクラファン300万円超の支援 元横浜Mの選手も加入【サッカー】
2022年1月28日 19時52分
今年元日、東京都世田谷区を拠点とするサッカーのクラブチーム「SETAGAYA UNITED」が始動した。「J10」相当の東京都4部リーグからスタートするクラブはクラウドファンディング(CF)で300万円を超える資金を集め、J1経験を持つ選手の加入も決まった。
クラブを立ち上げたのは監督兼任の地頭薗(ぢとうぞの)雅弥(32)。Jリーグの柏、千葉の下部組織、青学大を経てSC相模原、アルビレックス新潟シンガポールのほか、タイ、マレーシアでもプレー経験がある。昨年は東京都1部の渋谷シティFCに所属していたが、追い求めるポゼッションサッカーを形にしたいと、現役のまま自らクラブ運営することを決断した。
運営資金を目的としたCFは28日に300万円を突破(31日まで継続中)。5000円から支援が可能で、3万円以上では東京Vなどでプレーした石塚啓次さん(47)がデザインしたチームのユニホームが贈られる。地頭薗は「まだ何もしていないクラブに目に見える形で資金を出していただき、チャレンジしやすい環境を与えてくれた」と感謝する。
26日にはJ1横浜Mでもプレーし、2019年に引退していた比嘉祐介(32)の加入が決まった。地頭薗は「同い年の比嘉にはプレーだけでなく、ムードメーカーとしてJ1や年代別代表の経験を伝えてほしい」と期待を寄せる。これまで15選手が内定、週4回の練習も始まっている。
東京23区をホームタウンとするクラブは近年増加。今季JFLに昇格したクリアソン新宿、関東リーグ1部でMFの稲本潤一(42)と今野泰幸(39)の元日本代表コンビが加入した葛飾区の南葛SC、J1名古屋などでプレーしたDF阿部翔平(39)が今季監督兼選手に就任した渋谷シティと話題のチームがひしめく。
選手たちは仕事をしながらサッカーに取り組み、今後は少年の指導などを重ねることで行政や地域との連携を模索する。
スタジアムなどの環境整備が進んだとしても、J3到達は最短で2030年。地頭薗は「人口93万人の世田谷は娯楽も多く、クラブづくりは無謀とも言われます。僕は街と人にがっつりと寄せて、遠くではなく、目の前の仲間や家族、地域を大切に輪を広げていく。目指すフットボールをやり続け、周りが自然に押し上げてくれるようなクラブを目指したい」と湧き上がる思いを語った。
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