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「みなし陽性」不安置き去り 現場逼迫、若者は受診なしで“判定” 

2022年1月28日 05時00分 (1月28日 05時01分更新)
 新型コロナウイルスのオミクロン株による感染者の爆発的な増大に伴い、政府は若年層らの受診やPCR検査を省略する「みなし陽性」を認めた。逼迫(ひっぱく)する保健所や医療現場の負担を軽減するための窮余の策だ。沖縄県が運用を始めるなど動きは各地に広がる。政府はみなし陽性判定の鍵を握る抗原検査キット不足の対策を打ち出したものの、自治体の懸念は消えない。

■早期把握

 「検査需要が高まり、陽性者の早期把握や速やかな健康観察に支障が生じている」。全国でも最悪級の感染が続いていた沖縄県の玉城デニー知事は二十七日の記者会見で危機感を示した。
 同県ではPCR検査の要望が殺到し、検査や受診に時間がかかる状況に陥った。このため市販のキットで自ら検査し、陽性となった患者をオンラインで診察する「陽性者登録センター」の運用に二十六日、踏み切った。
 四十代以下で基礎疾患がなく重症化リスクの低い人を対象に見込み、従来は必要だったPCR検査は行わない。玉城知事は新たな取り組みに関して「陽性者の早期ケアにつなげる態勢を構築していく」と意義を強調した。
 神奈川県では二十八日から医療機関を受診せずに自宅療養を開始できる仕組みを導...

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