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【ラモス評論】大黒柱2本を欠きホームで勝ち点『3』は大きいが…攻撃陣は物足りない 若い選手に〝ドーハの悲劇〟経験させたくない

2022年1月27日 22時09分

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日本―中国 前半、シュートを放つ南野(手前)

日本―中国 前半、シュートを放つ南野(手前)

◇27日 サッカーW杯アジア最終予選 日本2―0中国(埼玉スタジアム)
 吉田、冨安という守りの大黒柱2本を欠きながら、きっちりホームで勝ち点3を手にしたことは大きい。代わって先発した谷口、板倉の2人は非常に落ち着いてプレーしていた。
 こういう状況で一番怖いのはミスだ。ミスで流れが変わる。ミスパスからカウンターを食らう。2人とも的確なポジションを取り続け、堅実なプレーに徹してノーミスで90分を戦い抜いた。センターバック2人の醸し出す安心感。後ろが安定しているから、前の選手もカバリングを気にせずに攻撃することができる。
 にもかかわらず、攻撃に関しては物足りない。先制してからのまったり感はなんなのか。今後の戦いを考えれば、得失点差を意識して、もっと仕掛けるべきだ。中国が出てこないにもかかわらず、縦パスを入れないで、下げる。積極的に攻めていればあと2、3点は取れていたかもしれない。
 勝負の世界、最後の最後に何が起こるか分からない。1993年のW杯アジア最終予選、私たちはドーハで地獄を見た。ラストゲームのイラク戦、アディショナルタイムに追いつかれ、得失点差で韓国にW杯切符を持って行かれた。若い選手たちには、2度とそんな経験をしてほしくない。
 この日、B組3位のオーストラリアはベトナムに4―0で大勝。日本は勝ち点差1で2位をキープしたが、得失点差はオーストラリアが5点多い。オーストラリアとはアウェーでの直接対決が残っている。最後に泣かないために、貪欲にゴールを求めてほしい。(元日本代表)

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