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大迫勇也PKに中国サポーターがブーイング…意に介さずゴール右へ突き刺す【サッカーW杯アジア最終予選】

2022年1月27日 20時54分

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日本―中国 前半、先制のPKを決め喜ぶ大迫(中央)

日本―中国 前半、先制のPKを決め喜ぶ大迫(中央)

◇27日 サッカーW杯アジア最終予選 日本2―0中国(埼玉スタジアム)
 迷いのなさが、振り抜いた右足の力強さに表れた。吉田と冨安を欠く緊急事態の中で迎えたホームでの一戦に快勝。日本代表の口火を切ったのは、FW大迫勇也(神戸)だった。前半13分、右サイドを破った伊東が相手ハンドを誘発してPKを獲得すると、大迫がペナルティースポットにボールを置いた。中国サポーターからのブーイングも意に介さず、強烈なシュートをゴール右へ。W杯イヤー初得点を決めた。
 不安が濃霧のように広がっていた。主将としてチームをけん引してきた吉田がメンバーを外れ、一度は招集された冨安もけがのため不参加。抜群の安定感を誇ったセンターバック2人を欠く緊急事態が訪れた。加えて、中国は昨年12月に監督が交代。前回の対戦が参考にならない不気味さがあった。
 それでもエースは泰然としていた。
 「いない選手のことを考えても意味がない。いる選手がしっかりとやってくれると思うし、能力のある選手がそろっている。あとは個々ではなくチームとしてしっかり発揮できるようにするだけだと思っている」
 その言葉を証明するように、最前線で躍動した。味方からの配球を確実に収め、攻撃の基点として機能。中国DF陣からの激しい当たりにも動じずにチャンスをつくり、自らもゴールへと突進した。
 この日の先制点で、代表通算25得点。中村俊輔を抜き、単独9位に躍り出た。得点後、思い切り振り下ろした右の拳には、エースの覚悟が宿っていた。

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