本文へ移動

やった!!クエ26キロ 生涯2匹目に超大物が 静岡・御前崎沖

2022年1月27日 05時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
26キロ(121センチ)の大物クエを抱きかかえ感無量の筆者

26キロ(121センチ)の大物クエを抱きかかえ感無量の筆者


 静岡県御前崎沖は言わずと知れたクエの聖地。多くのクエ釣り漁船が存在し、毎年クエに魅了された釣り人が訪れる。その理由としては大陸棚が近く広いこと、海岸から近い底は起伏も激しく、クエが潜むのにもってこいの条件がそろっているという。地元漁協もクエの稚魚を放流するなど、資源保護に努めている。そんな海に10日に今年初釣行。夢の30キロ超には届かなかったが、何と1投目に26キロの超大物が姿を見せてくれた。
 今回お世話になったのは「清高丸」。この海域でクエを狙う猛者たちが信頼する高塚清船長の船だ。前日は船長が経営する「清高荘」で1泊。隣の釣具店「つり道場」も営んでおり、そこで受け付けを済ませた。
 午前5時半、御前崎港に集合。釣り客は私を含め4人。これがクエ釣りの満席だという。1人2本竿を出してもよく、私も2本のタックルを用意した。うねりの残った海をゆっくり進む。ポイントまで25分。驚くほど海岸から近いポイントを探る。通称「高尾根」だ。船長が水深26メートルにイカリを下ろした。
 仕掛けはオモリ200号に100号ハリスを4〜6メートル取り、クエ針45号を結ぶ。餌は冷凍サバの1匹掛けだ。前夜、船長からウツボが当たりだしたらゆっくり仕掛けを上げ、クエが食うのを待つようレクチャーを受けていたが、仕掛けを落として10分後、竿先がかすかなアタリを捉えた。
 ウツボのアタリかと思いながら仕掛けを上げていく。次の瞬間、重々しく穂先が引き込まれた。うねりで船が上下に揺れるので根掛かりしたのかと思うような強引で船長から「クエだ!」の声。「これはデカいぞ!」と同船者も私の周りに集まってくれた。
 朝イチのヒットで無我夢中でリールを巻く。25年前のグラスロッドで、しかも予備用タックルだったため、道糸もPE12号と細かった。途中、さらに強い締め込みをくらい、リールも巻けず竿もバットから曲がってどうなるかと思ったが、同船した名古屋市の小山康宏さんがロッドを押さえてアシストしてくれた。
 グラスロッドのパワーは強烈で、獲物をぐいぐいと引っぱり上げてくる感触があった。あと5メートル、3メートル。仕掛けのオモリが見えてくると、船長が幹糸をつかんでハリスを手繰り寄せてくれた。ここまで来ると、クエは水圧の関係でもう暴れる力は残っていないようだ。
 上がってきたのは紛れもなくきれいなクエ。しかも超大物だ! あまりの大きさに「うぉ〜!」といううなり声が全員から上がった。下唇の裏側にギャフを入れ、持ち上げられた魚体は大迫力。船に取り込まれた瞬間、私は放心状態に。
 歓喜の渦のなか、1投目の出来事に私は信じられない気持ちでいると、船長はニコニコ顔で妙に落ち着いている。「ハイハイ、記念撮影だよ〜」と、その大きな魚体を抱え持つ。巨大なクエはヌメヌメで持ち方もよく分からず、手が滑って写真を撮るのも苦労した。測ると121センチ、26キロ。夢の30キロ超えはならなかったが、生涯2匹目のクエがこいつとなった。
 ほかの乗船者はもちろん釣りを続けている。そんな中、クエに挑んでもなかなか釣れないとこぼしていた滋賀県甲賀市の瀬古一博さんにも来た。「ウツボかなと上げてみたらクエやったわ!」と照れながらもファーストクエにとてもうれしそうだった。ここまで開始から1時間で2匹のクエが上がった。
 クエ釣りに4年間、御前崎に通っているという小山さんはさすがに手つきが鮮やかで、アタリが集中。ついに小山さんの竿が大きくしなり、そのファイトがウツボでないことに周りも気づき始めると、船長がギャフを手に後ろに立った。
 「かわいいの釣っちゃったよ〜」と小山さんは笑ったが、生涯39匹目のクエだという。「1日で3匹、それも最初のポイントで釣れたことで船中は笑いの絶えないスタートとなったが、その後は3カ所ほど回ってサメとウツボのエサトリばかりだった。
 名古屋から車で2時間ほどで来られるクエ釣りの聖地・御前崎。景色も抜群でマダイやイサキ釣りにも訪れてみたい。料金1万7000円、氷付き、追加竿3000円。素泊まり2000円。(問)清高丸=(電)090(3581)0522
 (本紙ライター・松岡多加倫)

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ