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豊橋に2年足止め、ソロモンの親子が帰国の途へ 「また日本へ、恩返し」

2022年1月27日 05時00分 (1月27日 05時01分更新)

出発前に支援者別れを惜しむイザベル・トシアさん=26日夜、関西国際空港で

 やっと、やっとソロモンに−。家族をみとりにソロモン諸島から来日したものの、新型コロナウイルスの影響で愛知県豊橋市に二年間、足止めされたバナバス・ヌヌさん(38)が二十六日午前、帰国の途に就いた。母親のイザベル・トシアさん(72)はビザ取得に苦戦し、一時はこの日の出国が絶望的に。涙に暮れた午前中から急転し、深夜に笑顔で出国した。
(昆野夏子)
 午後十時半。イザベルさんは関西国際空港(大阪)で出国ゲートの前に立った。「みんな本当にありがとう。神様も助けてくれた。(息子と別便になったことは)もう悲しくないの」。知人らとハグをして、バナバスさんを追い掛けるように帰りの便に向かった。

経由地のシンガポールに向け出発するバナバス・ヌヌさん=26日午前、中部国際空港で

 親子は一緒に帰国するため、午前六時に車で豊橋市を出発し、午前七時半すぎに中部国際空港(同県常滑市)に到着。シンガポールとオーストラリアを経由する予定だったが、イザベルさんのオーストラリア滞在ビザだけが発行されなかった。「神様が助けてくれる」とカウンター横で祈り続けたが、搭乗は不可能になった。
 バナバスさんは一緒に残ろうとしたが、イザベルさんから「あなただけ、帰りなさい」と背中を押された。バナバスさんは「絶対にまた日...

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