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「灯油高騰、これ以上は…」 初の価格抑制策、山間部の住民嘆き

2022年1月27日 05時00分 (1月27日 05時01分更新)
普段はこたつで寒さをしのぐ村松さん=26日午前、愛知県設楽町で

普段はこたつで寒さをしのぐ村松さん=26日午前、愛知県設楽町で

 ガソリンや灯油の価格高騰に、石油ストーブに頼る山間部の高齢者は「これ以上の高騰は痛い」と嘆く。政府は二十七日に初の価格急騰抑制策を発動するが、運輸業界からはもっと踏み込んだ救済策を求める意見も出ている。
 冬場の朝は氷点下となる山間部の愛知県設楽町津具地区。ここで暮らす村松範久さん(71)は、築七十年の木造二階建ての民家に、石油ストーブ七台を置いている。この一カ月で灯油の消費量は四百リットル。購入費用は四万円を超えた。
 同居する妻と母の計三人で暮らしており、普段はストーブ一〜二台に加え、こたつに入って寒さをしのいでいる。〇〜五歳の孫三人を預かる時は、「子どもだからこたつでじっとしてくれない。風邪をひかすわけにいかない」と、各部屋のストーブをフル稼働。「田舎の年金暮らしに、これ以上の価格高騰は痛い」と漏らした。
 「多くの運送会社が原油高の影響をもろに受けている」と話すのは愛知県トラック協会専務理事の牟田(むた)光良さん(67)。会員の多くは零細企業で、原油高は経営を直撃する。牟田さんは「立場の弱い運送会社は高騰分を荷主に請求できない。燃料費の上昇分は自分たちでかぶっている」と話す。
 名古...

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