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ボンズとクレメンス殿堂入りならず「イカサマ師がいる場所は、殿堂にはない」有資格の最終10年目

2022年1月26日 16時02分

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殿堂入りできなかったクレメンス(左)とボンズ(AP)

殿堂入りできなかったクレメンス(左)とボンズ(AP)

 米野球殿堂は25日、全米野球記者協会(BBWAA)投票による2022年の殿堂入り選手を発表。ともに有資格の最終10年目だった通算762本塁打のバリー・ボンズ元外野手(57)=元ジャイアンツ=と、通算354勝のロジャー・クレメンス元投手(59)=元ヤンキース=はいずれも規定の得票率に満たず落選した。
 ボンズ元外野手は同66%で、クレメンス元投手は同65・2%で、規定の75%に届かなかった。
 2人は筋力増強剤ステロイドの使用“疑惑”が足かせになった。かねて、ボンズ元外野手は「そうと知らずに使用していた」と語っており、クレメンス元投手も同僚だったペティット元投手や元トレーナーが下院公聴会などで薬物使用を証言したが、本人は一貫して否定。元トレーナーに名誉を毀損(きそん)されたとの訴えは、裁判所から退けられた。
 米最大手スポーツ誌スポーツ・イラストレーテッド(電子版)は「殿堂では、それでも誠実さが重要だ」の見出しで、通算755本塁打はボンズに次ぐ歴代2位の故ハンク・アーロンさんが、2009年に「イカサマ師がいる場所は、殿堂にはない」と語ったと紹介。「殿堂投票においてさえも、プロの倫理観を求めるのは高望みに過ぎるのだろうか? まだ、そうではない」と、2人の落選を妥当だと論じた。
 一方、米放送局CBSスポーツ(電子版)は、大リーグのバド・セリグ前コミッショナーを引き合いに出した。
 「ステロイド時代の(ブルワーズの)オーナーで、コミッショナーも務めた。あるときは『1999年までステロイドなど知らなかった』と語った後、議会公聴会の証言では『94年にはステロイドが問題だと認識していた』と発言を翻した」と批判。セリグ前コミッショナーが2016年に殿堂入りしており、2人とも選出されるべきだとした。
 今回は主に指名打者として通算541本塁打をマークしたデビッド・オルティスさん(46)=元レッドソックス=が、有資格1年目にして得票率77・9%で殿堂入り選手に選出された。

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