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漂着ごみ実態データ化 県海浜自然センター 対策、啓発へ調査本格化 

2022年1月26日 05時00分 (1月26日 09時54分更新)

回収された海ごみ=小浜市田烏で


 若狭湾沿岸でも問題になっている海岸漂着物(海ごみ)について、県海浜自然センター(若狭町)は、初の本格的な実態調査を始めた。環境省のガイドラインに沿って漂着物を回収・分別し、種類別の重さや容量、どの国のものかなどを集計。基礎データをまとめ、対策の協議や環境学習に活用する。 (鈴村隆一)
 小浜と若狭町で
 海岸漂着物は、太平洋側か日本海側かなど、各地で種類や量が異なり、県内では波や風の影響により冬場の若狭湾岸で特に多く見られる。海水浴場など浜辺の美観を損ね、高騰する処分費が問題になっている。
 実態調査は小浜市と若狭町の海岸で計画。ガイドラインに基づき海岸の幅五十メートル内の状況を正確に把握する。データ化することで、漂着物の組成比など同様の調査を行っている他地域と比較が可能。同センターは、地元の実情を明らかにすることで市民らの啓発にもつなげる。調査には小浜市の一般社団法人「うみから」が協力する。
 二十四日には、海ごみの量が嶺南地域では中程度よりやや多いという小浜市田烏の海岸で漂着物を回収した。

拾い集めた海ごみを分別し、種類ごとに重さを量る若狭高校の生徒ら=小浜市田烏で

 若狭高校海洋科学科の一年生や地元住民ら約五十人が参加。海岸にロープを張って幅十メートルごとに区画を作り、その中にある流木や漁具、プラスチック製品、ペットボトル、発泡スチロールなど二・五センチ以上のごみを拾い集めた。近くの旧田烏小学校体育館に運んで細かく分別し、それぞれの重量などを測定して記録した。
 調査作業は今後も続け、集めた漂着物は三月以降、同センターで展示し、市民らに関心を高めてもらう。

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