種牡馬を目にする貴重な視察会は生産者が配合を決める重要なイベントに【村本浩平コラム】
2022年1月26日 06時00分
◇馬産地ライター村本浩平の「馬産地インサイ道」
2月の上旬から開催される種牡馬展示会に先駆ける形で、日高管内の各町内の青年部が、種牡馬視察研修を行っている。22日には浦河軽種馬青年部が、各スタリオンへと足を運んだ。
一行は午前9時にJBBA静内種馬場に集合。その後、新ひだか町内にあるアロースタッドとレックススタッドで、今シーズンから供用される新種牡馬を中心に見学を行った。
その後は北上していく形で、新冠町内のビッグレッドファーム、優駿スタリオンステーションへと移動。午後からは日高町のブリーダーズスタリオンステーションと、安平町の社台スタリオンステーションでも、展示された種牡馬たちの姿に目を凝らしていた。
この視察研修に参加した青年部の役員は「種牡馬展示会にも、できるだけ足を運ぼうとは思っていますが、それでも急なお産といった別の用事が入ることもあります。まとまった日取りで、多くの種牡馬を見られるのはありがたいですね」と説明。ある生産者は「通常の展示会だと、展示される種牡馬との距離があるのですが、この視察だとスタリオンの方の計らいで、種牡馬をすぐ近くで見せてもらえます。馬体のサイズや骨格、筋肉の付き方なども間近で確認できるので、牧場にいる繁殖牝馬との配合イメージがしやすくなりました」と話した。
生産者といえども、種牡馬をじっくりと目にする機会は、それほど多くはない。それだけに視察研修や、この後に行われる種牡馬展示会が、生産馬の配合を決める重要なイベントともなっていく。
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