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【センバツ】日大三島・永田裕治監督 史上4人目の偉業へ「全員野球」の精神を貫き通す

2022年1月25日 20時28分

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史上4人目の2校でのセンバツ優勝が懸かる日大三島の永田裕治監督

史上4人目の2校でのセンバツ優勝が懸かる日大三島の永田裕治監督

 第94回センバツ高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)の出場校が28日の選考委員会で決定する。一般選考(明治神宮大会枠1校を含む)の29校と「21世紀枠」の3校の計32校が選ばれる。東海、北信越地区の一般選考で選出が有力な4校の監督を紹介する。また21世紀枠の最終候補に入った相可(三重)と丹生(福井)の両校も吉報を待っている。
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 昨秋の東海大会を制し、就任からわずか1年半で38年ぶりのセンバツ出場を確実とした。日大三島(静岡)の永田裕治監督(58)は「関西の子と比べたらみんなおとなしいし、おっとりしてる。ただ、いい子は多いですよ」と厳しくも優しいまなざしを選手たちに向ける。
 母校の兵庫・報徳学園監督時代には23年間で甲子園に春夏通算18度出場。2002年にはセンバツで頂点にも立った。同校監督退任後にはU―18日本代表監督を務め、19年のU―18W杯では5位。「野球の面白さ、奥深さを改めて知った」。多くの学校から誘いがあった中で熱意に打たれて20年に日大三島の監督に就任し「一からチームをつくっている感じで楽しい」と目を細める。
 報徳学園時代から大事にするのは「全員野球」の精神。強豪校となれば練習に参加できない選手もいる中、必ず全員を同じ練習に取り組ませる。「遠回りに見えてやっぱり近道だった」と自身の信念を貫き通し、報徳学園だけでなく日大三島でも結果を残してきた。
 センバツで優勝となれば、異なる2校での全国制覇達成。原貢監督(三池工、東海大相模)、木内幸男監督(取手二、常総学院)、上甲正典監督(宇和島東、済美)に続く4人目の偉業だ。「3人の偉大な方々なので恐れ多い」と恐縮しつつ「それぐらいの気持ちでやりたいのは間違いない。大きなことが言えるチームではないので、まずは目の前の一戦に集中したい」と力を込めた。
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 ▼永田裕治(ながた・ゆうじ) 1963年10月18日生まれ、兵庫県西宮市出身の58歳。兵庫・報徳学園高では金村義明(元近鉄など)と同期で3年春に甲子園に出場し、同年夏は全国制覇を達成した。中京大を経て、94年から母校で指揮を執り、2002年にセンバツ優勝。17年に退任するまで春夏通算18度の甲子園出場を果たした。18年から2年間はU―18日本代表の監督も務め、20年4月に日大三島の監督に就任した。
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 ◆複数校でVは過去に3人 戦後の甲子園大会で、春夏を通じて複数校を勝利に導いた監督は70人以上いる。最多は佐賀商、千葉商、印旛(現印旛明誠、千葉)、柏陵(千葉)の4校で白星を挙げた蒲原弘幸監督。続いて土佐(高知)、安芸(同)、高知の溝淵峯男監督、広陵(広島)、福井(現福井工大福井)、京都外大西の三原新二郎監督、竜ケ崎一(茨城)、藤代(同)、専大松戸(千葉)の持丸修一監督が3校を勝利に導いた。複数校で優勝したのは三池工(福岡)と東海大相模(神奈川)の原貢監督、取手二と常総学院(ともに茨城)の木内幸男監督、宇和島東と済美(ともに愛媛)の上甲正典監督。3人を含め、複数校を決勝へ導いたのは11人。

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