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【石川】保育所休園 どうする 県内 相次ぐクラスター

2022年1月25日 05時00分 (1月25日 10時46分更新)

 保護者や職員 対応苦慮

 新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した人が急増した石川県内で一月、保育所や認定こども園などの七カ所でクラスター(感染者集団)が発生して休園となり、保護者に大きな影響が出ている。感染拡大の勢いは止まらず、保護者や職員の不安は増すばかりだ。 (郷司駿成、西川優、小室亜希子)
 「このままでは、子ども園を運営していくのが大変だ」。金沢市野町の認定こども園「第一善隣館保育所」の宇野孝一所長(70)はこう漏らす。二十四人の職員がいるが、五人がコロナの影響で出勤できない。
 子どもが通う学校などで感染者が出て休校になり、濃厚接触者の特定が終わるまで、自宅待機している職員も。宇野所長は「休む職員が増え続ければ、保育が難しくなる。子どものお預かり程度しかできなくなる」と危機感を抱く。
 金沢市若草町にある私立のぞみ保育園の福原琴美園長(58)は、感染予防に神経をとがらせる。「今後は卒園式などの園内行事も増える。昨日決めたことが今日変わる可能性もある」と話す。感染拡大を受けて、育休を取って子どもを休ませる保護者もいるという。
 加賀市内の四十代の保育士は「ウイルスが入ってきたら、防ぎようがない」と吐露する。園児はマスクができず、遊ぶ距離も近い。「離れなさい」と言って離れられるものではない。
 保育所への登園を控えるよう求められた保護者もいる。金沢市立の保育所に次男(4つ)を通わせる女性会社員(40)は、長男(11)の通う小学校が休校となったのが理由だった。女性は近くの実家に子どもを預けたが「子どもを預けることができない人はたくさんいる。すごく困ると思う」。
 県健康福祉部によると、県内には公立、私立を合わせ計三百九十四カ所の保育所、認定こども園、幼稚園がある。今月に入り、七カ所でクラスターが発生、休園が相次いでいる。

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