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長野寿光会上山田病院(長野県千曲市)整形外科医 吉松俊一さん(88)  

2022年1月25日 05時00分 (1月25日 10時53分更新)

スポーツドクターの経験を生かし高齢者を支える吉松さん

生涯スポーツドクター


 「日本プロ野球界初のチームドクター」といわれ、米国で得た知見を基に多くの選手を支えてきた。九十歳近い今は現役の整形外科医として、そのノウハウを地域の高齢者の健康維持に役立てている。
 旧満州(中国東北部)で生まれ、少年時代を神奈川県小田原市で過ごした。整形外科医を志したのは、東京慈恵医大に進み、インターンとして各診療科を回った時。「この分野を目指す人が少なく、自分の力で切り開きたい」と思ったという。
 プロ野球との関わりは、旧国立長野病院に勤務していた一九七五年のシーズンオフ。球団史上初の最下位に沈んだ巨人軍への手紙だった。頭にあったのは、学生時代に多摩川の河川敷で見た練習風景だ。故障した選手のけがが、なかなか治らないでいた。「医師が適切な治療をして選手を支える必要がある」と訴える内容は、長嶋茂雄監督ら当時の首脳陣の目にとまり、春季キャンプに同行し始めた。
 もともと野球が好きで大学のころはエースとしてならした。プロ選手の支援に生きたのは、医師になってから毎年のように渡米し、大リーガーの最先端の治療法を見ていたことだ。
 国立病院で働く身だったため、チームドクターとしての...

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