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飲む妊娠中絶薬 承認申請 女性の体負担軽減 期待

2022年1月25日 05時00分 (1月25日 10時43分更新)
 人工的に妊娠中絶ができる経口薬。昨年十二月、英国の製薬会社ラインファーマが、厚生労働省に製造販売の承認を申請した。世界保健機関(WHO)はガイドラインで、飲み薬を「安全で効果的な中絶法」としているが、日本では今も手術しか選択肢がないのが現状だ。承認されれば国内初の飲む中絶薬となり、女性の体にかかる負担の軽減が期待される。 (小林由比)

80ヵ国以上で使用


手術以外の選択肢 心のケアも丁寧に



 申請された薬は、妊娠の維持に必要なホルモンの働きを抑えるミフェプリストンと、子宮の収縮を促すミソプロストール。二種類を組み合わせて使うことで、子宮の内容物を排出する。対象は妊娠九週まで。
 国内の治験には十八〜四十五歳の百二十人が参加した。ミフェプリストン一錠を飲み、三十六〜四十八時間後にミソプロストール四錠を服用。その結果、93・3%で、二十四時間以内に胎盤など子宮内容物が外に出て中絶が終わった。下腹部痛や嘔吐(おうと)などの症状が出た人も59・2%いたが、ほとんどが軽度か中等度。早ければ一年以内に承認される見通しだ。
 「中絶薬の安全性や有効性は科学的に確認されている。速やかに承認してほしい」。昨年末...

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