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コロナ 県内感染拡大続く 

2022年1月25日 05時00分 (1月25日 10時02分更新)

子ども発症割合 大人より少なく 県 オミクロンまとめ

 
 県内で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染した十二歳未満の子どもについて、全年代の感染者と比べて発症割合が低い傾向にあることが分かった。子どもの症状は「発熱」が大人と同様に最多だったが、「喉の痛み」などの各症状も含め訴える人の割合は大人よりも低い結果となった。県が二十四日に説明した。 (長谷川寛之)
 今月五〜二十三日に県内でオミクロン株に感染、または感染した疑いのある十二歳未満の軽症者百十人を症状別にまとめた。今月五日〜十三日に県内で確認された全年代の軽症者二百四十二人と比較した。
 それによると全ての年代で、発熱は61・6%が現れたのに対し、十二歳未満は34・7%。喉の痛みも全年代の61・2%に対し、11・6%にとどまった。せきや頭痛、鼻水など他の症状も、子どもの方が訴える割合が低かった。
 子どもの発熱は、発症初日の平均三八・六度で、最も高い人では四〇・五度あった。主な症状以外では、オミクロン株特有の症状とは断定できないが「吐き気」「腹痛」なども複数人が訴えた。
 県健康福祉部の宮下裕文副部長は、子どもは症状をうまく伝えられないケースがあるとした上で「全体的には各症状が大人よりも少ない」と説明。加えて「熱だけにとらわれず、体調の変化がある時には一度受診して検査を受けることが大事」と訴えた。

 3日連続100人台

 県は二十四日、新たに百二十四人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。一日の新規感染者数としては二十三日の百二十八人に次いで二番目に多く、三日連続で百人以上となった。学校関係では児童生徒、学生と教職員の感染が県外の二大学を含め計二十七校で六十八人確認された。校内での飲食や部活動の場で、マスクを着用せずに会話するケースが散見されるという。
 病院関係では、県立病院の職員一人が陽性。院内で接触のあった患者と職員計四十二人はPCR検査で陰性となり、院外での感染とみられる。敦賀市は、気比保育園に勤務する保育士一人の感染を発表した。県警本部、中部管区警察局県情報通信部、福井市の職員もそれぞれ一人ずつ陽性となった。
 企業などの発表分では、関西電力の美浜原発(美浜町)と大飯原発(おおい町)で、協力会社の従業員が二人ずつ感染。美浜原発の二人は、前日感染が発表された患者と同じ警備会社で、その接触者として検査を受けて分かった。高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)では、日本原子力研究開発機構の協力会社の従業員一人が陽性となった。
 市町別では、福井市二十三人、敦賀市十五人、坂井市六人、若狭町五人、鯖江市二人、越前市、勝山市、永平寺町、美浜町、京都府、滋賀県、大阪府各一人。学校関係五十九人、幼稚園・こども園、保育園関係七人。 (浅井貴司、中場賢一)
 ◇24日に新たに感染が分かった学校など(数字は児童生徒、学生、教職員、園児の感染者数)
 【小学校】越前市武生南7、福井市森田4、鯖江市片上3、若狭町三宅3、鯖江市豊2、敦賀市粟野1、中郷1、坂井市東十郷1、美浜町美浜西1、高浜町高浜1
 【中学・高校】福井市安居中1、敦賀市気比中1、鯖江市鯖江中1、坂井市三国中1、若狭町上中中1、福井工大福井中・高2、啓新高2、武生高2、若狭東高1、足羽高1、北陸高1
 【大学】福井工大27、福井大1、県外の大学2
 【保育園・こども園】善久寺こども園(あわら市)1、のぞみ保育園(鯖江市)1、小浜市遠敷保育園1
 オミクロン株 南アフリカが昨年11月24日に世界保健機関(WHO)へ報告した新型コロナウイルスの変異株。WHOは警戒度が最も高い「懸念される変異株」に指定した。別の変異株「デルタ株」に比べて感染力が強く、既存ワクチンの発症予防効果の低下が指摘される一方、重症化リスクは低いとの見方もある。国内では11月末に初の感染者を確認。政府は外国人の新規入国を禁止するなどしたが、12月には市中感染が確認された。

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