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主軸CBが故障不在『大津高OB』コンビ谷口&植田が恩師のプレー哲学胸に中国撃破に闘志!!【サッカー日本代表】

2022年1月24日 20時06分

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シュート練習する谷口彰悟=JFA夢フィールド(撮影・金田祐二)

シュート練習する谷口彰悟=JFA夢フィールド(撮影・金田祐二)

 サッカー日本代表は24日、W杯カタール大会アジア最終予選B組第7戦の中国戦(27日・埼玉スタジアム)、第8戦のサウジアラビア戦(2月1日・同)に向け、千葉市内で合宿をスタート。欧州組を含む18人が約1時間半、調整した。吉田麻也(33)=サンプドリア=と冨安健洋(23)=アーセナル=の主軸センターバック(CB)2人が故障で不在という緊急事態。代役候補のDF谷口彰悟(30)=川崎=とDF植田直通(27)=ニーム=はともに熊本・大津高の恩師、平岡和徳総監督の格言「凡事徹底」を胸に大一番へ向かう。
   ◇   ◇
 谷口は闘志を内に秘め、淡々とメニューを消化。全体練習後も居残り、斉藤コーチとマンツーマンでヘディングやパスの練習を黙々と繰り返した。「自然体で目の前のやるべきことを整理しながら、準備できている」。その言葉通り、泰然としたプレーぶりだった。
 ここ5季で4度のJリーグ制覇、ベストイレブンを3度受賞した国内最高のCBもW杯予選となれば未知の領域。ただ、責任と重圧を感じつつ、独り善がりの思惑とはすでに決別済み。「ポジションを奪いたい」「自分だけのアピールをしたい」などといった薄っぺらい思いではない。谷口は「とにかく勝つことしか考えていない。勝たなければ何も始まらない」と決然としていた。
 その根底にあるのは、全国高校サッカー選手権で準優勝を果たした母校・大津高の恩師、平岡総監督の指導哲学「凡事徹底」にほかならない。
 「当たり前のことを当たり前にやるということはすごく大事で、そこがすべてだと思っている」。パスの精度、体の向きや角度、状況によって立ち位置を変え、危機管理の意識を持ち続ける。挙げれば切りがない「凡事」にこそ、勝利のエッセンスが凝縮している。
 谷口の3歳下の後輩も、同じ思いを抱いている。植田は「今の自分があるのは、大津高でいろいろ教わったことがあるから」と振り返り、「後輩たちが頑張っているのを見て、自分ももっとやらなきゃなという思いにさせられた。いいプレーを届けられるように」と静かに言った。
 当たり前のように細部にこだわり、当たり前のように責務を完遂する―。生き方にも似た2人のプレー哲学が中国撃破のカギを握っているかもしれない。

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