全豪OP、ジョコ問題の次は「彭帥どこ?」Tシャツ”追放”…豪州テニス協会が海外メディアから集中砲火
2022年1月24日 17時16分
豪州テニス協会(TA)が、再び派手に炎上している。オーストラリアのメルボルンで開催中のテニスの全豪オープンで、「彭帥はどこに?」と記したTシャツを着た観客に対し、TAは警備員と警察官を派遣。「ルールで政治的なメッセージは禁止されている」と、脱ぐよう強要する動画がネットで拡散され、海外メディアから集中砲火を浴びている。
豪紙クーリエメールは「TAはジョコビッチ問題の大惨事後、彭帥Tシャツのスキャンダルで破壊された。TAの対処を高圧的だとみる向きは多い」と非難。英紙ガーディアンも「TAは『彭帥の安全は最優先の関心事だ』と釈明した。それなのに、観客にはTシャツを脱ぐように要求。対照的に、女子テニス協会は2022年、中国での大会開催の中止を断固として決断した」と伝えた。
女子テニス選手の彭帥は昨年11月、中国共産党の張高麗・元副総理から性的関係を強要されたとSNSで告発し、その後に消息不明と報じられた。同12月、彭帥はシンガポール紙・聯合早報で「性的暴行を受けたと言ったことも、書いたこともない。(北京の自宅にいて)常に、とても自由だ」と否定。だが、世界メディアの多くは彭帥が中国政府の監視下にある可能性が高いとしている。
一方、男子テニスの世界ランキング1位、ジョコビッチ(セルビア)は16日、新型コロナワクチン未接種などを理由に豪州を退去処分となった。当初は「昨年12月に2度目のコロナ感染し、免疫獲得を理由にワクチン接種の免除を許可された」と主張していたが、TAは、この免除に関する言質をジョコビッチ側に与えていたとして非難されていた。
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