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東京ベイ、リーグ初黒星もトンガ生まれヘルが存在感 海底火山噴火と津波被害を気遣う日本ファンに感謝【ラグビー・リーグワン】

2022年1月22日 22時51分

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東京ベイのオペティ・ヘル(中央=第2節の浦安戦で)

東京ベイのオペティ・ヘル(中央=第2節の浦安戦で)

◇22日 ラグビー・NTTリーグワン第3節 東京ベイ22―27神戸(ノエビアスタジアム神戸)
 東京ベイは神戸に22―27で敗れ、リーグ初黒星を喫した。これで通算2勝1敗となった。コロナ禍のため、この日行われる予定だったほかの3試合は中止となった。
     ◇
 追い上げ及ばず5点差で敗れた東京ベイで強烈なインパクトを残したのは右プロップのオペティ・ヘル(23)だった。昨季まで2シーズンは公式戦出場ゼロだったが、今季は初戦となった15日の浦安戦にフル出場して勝利に貢献。この日は出場メンバー最重量127キロの巨体で神戸の選手たちに猛タックルを見舞い続け、再三ターンオーバーや相手反則を獲得する大活躍。ルディケ・ヘッドコーチは「彼は若くて才能がありハングリー。スキルは伸び続けているが、まだ満足していないはずだ」とたたえた。
 ヘルは、先に大規模な海底火山噴火と津波に襲われたトンガ生まれ。16歳のとき奨学金を得てオーストラリアの高校に進んだが、家族は今もトンガに暮らす。
 「両親とは木曜(20日)の夜に連絡が取れて、無事と聞きました」
 この日、スタジアムにはファンが印刷して持参したトンガ国旗があふれ、試合前にはトンガへの黙とうもささげられた。
 「小さな国のために、こんなにたくさんの人が旗を掲げて応援してくれる。日本の文化の素晴らしさに感動した。今日は試合中も感情的になってしまったけど、サポートしてくれた人たち、チームメートのことを考えてベストを尽くしました」
 高校卒業後はアフリカのガーナで2年間、ミッションスクールで布教活動をしたという異色の経歴を持つ23歳。猛タックルがリーグワンに嵐を呼びそうだ。

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