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得点力不足解消へ待望のセットプレーキッカー ホーム2連戦で久保建の先発起用を

2022年1月23日 06時00分

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久保建英

久保建英

 アジア最終予選の中国、サウジアラビア戦に向けた日本代表メンバーが発表され、マジョルカの久保建英(21)が待望の復帰を果たした。代表招集は4カ月ぶりとなる。
 久保建は昨年9月22日のリーグ戦第6節のレアル・マドリード戦(1●6)でひざをを痛め、前半で途中交代。半月板損傷で、長期離脱を余儀なくされた。日本代表での最後の出場は9月7日の中国戦(1○0)で、この時はフル出場して勝利に貢献。攻撃の軸としてフル回転し、今後への期待が一気に高まったところで膝を痛め、長期離脱となった。
 マジョルカでの戦列復帰は11月27日、リーグ戦第15節のヘタフェ戦の後半23分、途中交代でピッチに立った。今年に入り、1月15日に開催されたスペイン国王杯4回戦のエスパニョール戦後半32分、久保建はゴール右22メートルの位置から左足で鮮やかな直接FKを決め、マジョルカが先制。この試合を2―1で勝利し、ベスト8へ進出した。
 森保監督には、ホーム2連戦でぜひ、久保建を先発で起用してほしい。得点力不足解消に向け、待望のキッカーが帰ってきたきたのだから、使わない手はない。
 日本は最終予選6試合を戦って5得点。セットプレーでの得点はない。CKやFKなどのセットプレーは大きな得点源だが、6試合でゼロはあまりにひどい。
 今年に入り、日本サッカー協会(JFA)の反町技術委員長はセットプレー担当コーチを置くことを明らかにした。全カテゴリーのセットプレーに関して攻守ともに分析し、映像資料などを作成して提供する。ようやく課題克服に乗り出したのだが、いくら分析しても、きちんと狙ったところに思い通りのボールをけることができる選手がいなければ、宝の持ち腐れだ。
 これまで木村和司、中村俊輔、本田圭佑ら、日本代表にはFKのスペシャリストがいた。しかし、森保ジャパンには、プレスキックがすごい選手がいない。セットプレーも単調で、CKにいたっては入る気がしない。吉田、冨安、遠藤らヘディングの強い選手はいるが、彼らに合わせるキッカーがいないのだ。
 その可能性を最も感じさせるのが久保建だ。エスパニョール戦のFKは圧巻だった。マジョルカでFKを任せられているということは、キックの精度に対する信用度が高いということ。先発して実績を積み上げていることも大きい。
 27日に対戦する中国は昨年12月3日に李鉄監督が退任し、李霄鵬新監督に代わったばかり。日本のホームでの戦いでもあり、まずは守備を固めてくるだろう。ならば余計にセットプレーの重要性が増してくる。
 中国戦も4―3―3システムで戦うことになりそうだ。となればFWは伊東、大迫は鉄板。あと1人は南野か。しかし、ここはセットプレーを重視し、好調な久保建を先発で。新しい武器を手にすることができれば、今後の道も開ける。
 ▼大塚浩雄 東京中日スポーツ編集委員。ドーハの悲劇、1994年W杯米国大会、98年W杯フランス大会を現地取材。その後はデスクワークをこなしながら日本代表を追い続け、ついには原稿のネタ作りのため? 指導者C級ライセンス取得。40数年前、高校サッカー選手権ベスト16(1回戦突破)。

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