本文へ移動

開幕2連敗の神戸が初勝利「神戸の町のように復活を」家族らを案じるトンガにゆかりのある選手らも【ラグビー・リーグワン】

2022年1月22日 19時21分

このエントリーをはてなブックマークに追加
試合後のオンライン会見で思いを話す橋本主将(左)。右はディロン・ヘッドコーチ

試合後のオンライン会見で思いを話す橋本主将(左)。右はディロン・ヘッドコーチ

◇22日 ラグビー・NTTリーグワン第3節 神戸27―22東京ベイ(ノエビアスタジアム神戸)
 神戸が東京ベイを破ってリーグ初勝利を挙げた。コロナ禍のため、この日行われる予定だったほかの3試合は中止となった。
  
 開幕から2連敗と苦しんでいた神戸に力を与えたのは、地元・神戸の町の力だった。ひたむきなタックルを繰り返してチームを勝利に導いた橋本大輝主将は言った。
 「神戸は震災から復興した町。僕らも開幕から連敗したけれど、似ているというか、神戸の町のように復活しようと、この1週間、言い続けてきました」
 横浜でのアウェー戦で2敗目を喫したのは15日。神戸に戻った2日後には阪神・淡路大震災から27年目となる1・17がやってきた。震災関連のニュース、復興の物語が繰り返し流れた。さらに、15日にトンガで大規模な海底火山噴火が発生。チームにはプロップの中島イシレリら3人のトンガにゆかりのある選手がいる。
 「みんな家族と連絡がつかない中でもチームにコミットしてくれて、その姿にも励まされた。さまざまなことがあったけれど、逆にチームがひとつになれた」と橋本。
 試合前には犠牲者への黙とうがささげられ、スタンドにはファンが印刷して持ち寄ったトンガ国旗があふれた。相手の東京ベイはトンガカラーの赤いソックスを履いて連帯を示した。
 「言葉にできないくらいうれしかった」というWTBアタアタ・モエアキオラは、前日にようやくトンガに住む両親の無事を確認できたという。
 「ニュージーランドにいる兄さんが、衛星電話と自分の携帯電話をくっつけて、直接話せるようにしてくれた。声を聞けて安心しました」
 逆境でつかんだ勝利の価値は重い。目覚めた神戸の進撃が始まった。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ