【小泉恵未コラム】ドイツのトップ騎手たちの手に日本メーカーの鞍が…ミナリク元騎手が橋渡し
2022年1月22日 18時57分
昨年の凱旋門賞、優勝したドイツのレネ・ピーヒュレク騎手が使っていた鞍は、日本の馬具メーカー・ソメスサドル製のものでした。日本で活躍したフィリップ・ミナリク元騎手が、騎手生活を終える時にレネに譲ったお話は、以前このコラムでご紹介しましたね。
記事をフィリップに送ったところ「エミ、ソメスサドルに連絡できるの? ドイツ騎手のために、鞍を買いたい」とメールが来ました。現状、日本の馬具はフランスまで行かないと手に入らず、価格も割高になってしまうそう。以前から「日本の鞍はパーフェクト。軽いし、丈夫だし、フィット感は抜群! ドイツのみんなに使ってほしい」と話していたフィリップの思いをソメスサドルさんにお伝えしたところ、ご快諾いただきました。
550グラム、600グラムなど4種類10背をオーダーしたフィリップから、今週「届いたよー」と連絡が。今回も2背はピーヒュレク騎手の分だそう。すっかり日本の鞍がお気に入りに。残りは? 「ムルザバエフでしょ、ぺシュール、ギブソン、ガンバット、ハマーハンセンあとはペドロサ騎手」。おぉドイツ競馬のトップ騎手たちの手にソメスサドルが! 鞍部門責任者の武田英輝さんからメッセージをいただきました。「ミナリクさんにパーフェクトとおっしゃっていただけたことは素直にうれしいです。その言葉に甘んじることなく今後も精進していきます」。武田さんたち、職人さんの熱意が込められた馬具が、これからドイツの馬と世界を巡ります。
今週はAJCC、主役は菊花賞2着オーソクレース。復調気配のキングオブコージと、強いメンバーの天皇賞・秋で6着のポタジェも注目です。押さえにアサマノイタズラとダンビュライトも加えます。
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