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【石川】「地域貢献力」見える化 AIが評価 金大付属高ツール導入

2022年1月22日 05時00分 (1月22日 09時50分更新)
自身のスマートフォンで、地域貢献力などをAIで可視化する評価ツール「Ai GROW」を使用する生徒たち=21日、金沢市平和町の金沢大付属高で

自身のスマートフォンで、地域貢献力などをAIで可視化する評価ツール「Ai GROW」を使用する生徒たち=21日、金沢市平和町の金沢大付属高で

「自分見直せる」「簡単に結果 怖いかも」

 学力以外の生徒の資質や能力を人工知能(AI)が可視化して評価するツールを、金沢市平和町の金沢大付属高校が県内で初導入した。一、二年生約二百四十人が二十一日に受検し、自他の評価を基に、各自の持ち味や長所を測った。(古谷祥子)
 同校は文部科学省による国際人材育成を推進する「ワールド・ワイド・ラーニング(WWL)」の拠点校。「総合的探究の時間」では生徒が個々に地域課題の解決をテーマに設定し、論文を執筆する。この授業において、テストでは測れない「地域貢献度」の評価に生かすため、民間企業が開発したツール「Ai GROW」を採用した。
 外向性や協調性といった本人に備わる気質と、特定の役割で成果を上げる行動特性「コンピテンシー」を診断。生徒はそれぞれ自身のスマートフォンを使い、ゲーム形式で画面上に次々と現れる単語を、二項目に分類するなどした。自己評価のほか、級友についても回答。回答までの時間や指の動きも記録され、AIが分析した。結果は即日オンラインで判明した。
 受検を終えた二年の保要(ほよう)友香さん(17)は「定期的に自分を見直せる。人からの評価を知ることができるのがいい」と話した。二年の酒井二祐翔(にちか)さん(16)は「すごい技術だと思うとともに、簡単に結果が出てしまうのは怖いかも」と感想を語った。二年学年主任の真木啓生教諭(34)は「生徒本人の可能性を示すと同時に、生徒にどう接すべきか不安のある教師への支援にもなる」と利点を説明。来年度以降は学期ごとに年三回実施し、本格導入を目指す。

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