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ジョコビッチ、コロナ治療薬の開発会社を設立も…科学者は「成功の望みは、ほぼない」とバッサリ 公式サイトに誤り、本社がアパート

2022年1月21日 12時12分

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ジョコビッチ(AP)

ジョコビッチ(AP)

 新型コロナワクチン未接種などを理由にオーストラリアを国外退去となった男子テニスの世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチ(34)=セルビア=は、コロナ治療法を開発する目的で、バイオテクノロジーのクアントバイオレス社を設立していたことが判明した。だが、豪ニューサウスウェールズ大医学部のダレン・ソーンダース准教授は「成功する望みは、ほぼない」と斬り捨てた。20日、発行部数90万の米誌バイスが報じた。
 同准教授は「この会社が模索しているコロナ治療法は“ホメオパシー”だ。公式サイトに記されているアプローチは、現代の生化学の認識を反映していない。彼らのメソッドが効果的なペプチド開発に至ると信じられるエビデンスは何もない」と語った。ホメオパシーとは、自然治癒力に働きかけるという同毒療法で、日本学術会議は効果を否定している。
 また、同社のサイトはコロナをレトロウイルスと表記しているが、オークランド大のランリー生物統計学教授は「レトロウイルスではない」とツイート。さらに、同社のロンカレビッチ最高経営責任者(CEO)によれば、同社は20人規模で研究者11人を擁するが、本社とされるデンマークの住所はアパートが立ち並ぶエリアだと同誌は指摘した。
 同CEOによれば、複数のアミノ酸結合によるペプチドを開発中で、今年の夏にも英国で治験を開始予定。さらに「伝統とは異なった」RRM(タンパク質をターゲットに電磁気周波数細胞を利用)と呼ばれる技術を用いて、人体におけるコロナウイルスのRNA複製を抑止するという。
 ジョコビッチは5日、豪メルボルン空港で入国を拒否された。入国ビザ(査証)が適正でないとされた理由は「昨年12月に2度目のコロナ感染し、免疫獲得を理由に新型コロナウイルスのワクチン接種免除を受けた」との主張が認められなかったため。いったん入国拒否は取り消されたが、豪州政府の調査でワクチン未接種などが判明。再びビザが取り消され、16日に国外退去となった。
 ジョコビッチ側は「不当な扱いを受けた」と損害賠償4億円超を求め、豪州政府を提訴する準備を進めていると報じられた。
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