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「知多クジラ」マッコウの新種と判明 38年前に発掘の化石

2022年1月21日 05時00分 (1月21日 09時04分更新)
新属新種と判明した知多クジラの化石の頭部分。上側が口になるが、先端部は欠けている。画像に写っている上下の長さは57センチ=群馬県立自然史博物館提供

新属新種と判明した知多クジラの化石の頭部分。上側が口になるが、先端部は欠けている。画像に写っている上下の長さは57センチ=群馬県立自然史博物館提供

  • 新属新種と判明した知多クジラの化石の頭部分。上側が口になるが、先端部は欠けている。画像に写っている上下の長さは57センチ=群馬県立自然史博物館提供
  • 「知多クジラ」の復元イメージ図=(c)新村龍也(足寄動物化石博物館提供)
 愛知県南知多町で約千八百万年前の地層から三十八年前に発掘されたクジラの化石が、マッコウクジラの仲間の新属新種だと分かった。群馬県立自然史博物館のグループが日本古生物学会の英文誌で発表した。マッコウクジラの新種化石としては国内最古になるという。
 この化石は通称で「知多クジラ」と呼ばれてきたが、発見場所の「知多郡」にちなみ、学名は「ミオフィセター・チタエンシス」と命名された。
 化石は一九八四年、南知多町の地層「師崎層群」で研究者が発見した。その後、愛知県の高校教員らでつくる「知多クジラ発掘調査団」が発掘調査を進め、頭蓋骨や歯、肋骨(ろっこつ)など計五十点以上の化石を見つけた。調査団は九三年、現生の小型クジラ「コマッコウ」に近いとの報告書をまとめたが、新種かどうかは分からなかった。
 群馬県立自然史博物館の長谷川善和名誉館長(91)=長野県飯田市在住=と、木村敏之学芸員(51)=愛知県岩倉市出身=は二〇一六年以降、詳細な調査を開始。「翼状骨洞(よくじょうこつどう)」と呼ばれる頭蓋骨内のくぼみが非常に大きい点など、これまでに見つかったマッコウクジラの仲間の化石とは異なる特徴が判明した。
 生物の...

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