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血液疾患の患者にワクチン効果薄く 藤田医科大「接種後も感染対策を」

2022年1月20日 23時30分 (1月21日 01時08分更新)
 悪性リンパ腫など、血液の病気の患者が新型コロナウイルスワクチンを接種しても、健康な人ほどには抗体量が上昇しないことが分かったと20日、藤田医科大(愛知県豊明市)の研究チームが発表した。ワクチンの効果が薄いとみられ、同大の冨田章裕教授(血液内科学)は「患者は接種後も油断せず、感染対策を続ける必要がある」と呼び掛けている。
 チームは同大病院と安城更生病院(同県安城市)、岐阜市民病院に通う血液疾患の患者263人を対象に、ワクチン2回目接種後の抗体量を調べた。
 その結果、悪性リンパ腫にかかり抗がん剤治療を続けている患者51人では、大半がワクチン接種後も抗体量がゼロで、健康な人並みの水準に上がったのは1人だけだった。
 症状の改善が見られ、抗がん剤の投与をやめた人でも、最後の投与から9カ月目までは抗体量の上昇がほとんど確認できなかった。10カ月以上たつと期間が長くなるにつれ、徐々に抗体量も上がる傾向がみられた一方、1年半以上たっても抗体がゼロの患者もいた。
 成果は米科学誌電子版に13日付で掲載された。
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