GTRニッセイ・広瀬将が2安打2盗塁で勝利に貢献 首位打者争いでも好調維持 【中日スポーツ杯争奪新春選抜リーグ戦】
2022年1月21日 06時00分
軟式野球の中日スポーツ杯争奪第63回愛知県新春選抜リーグ戦(中日スポーツ共催)第10日は20日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂野球場で2試合が行われ、GTRニッセイは首位打者を争う広瀬将外野手(23)の安打をきっかけに先制点を挙げ、パナソニックデバイスSUNXに5―0で完勝した。小林クリエイトは4―1でイスコジャパンに快勝。菊水化学工業は一部の選手が新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、PCR検査の結果を待つため棄権となり、規定により対戦相手のニデックが7―0の勝利となった。ニデックは5勝1敗で首位のフタバ産業に並んだ。
俊足、巧打のGTRニッセイ・広瀬が持ち味を発揮し、チームの3連勝に貢献した。
「7番・指名打者」で先発し、0―0の2回2死から遊撃手の右を抜く中前打で出塁した。「3人で終わりたくなかったので塁に出ることだけを考えた」。すかさず二盗を決め、続く原田の左前打で先制のホームへ駆け込んだ。チームはその後、新中と田中が連続適時打。一挙に4点を先取し、主導権を握った。
4回にも左前打を放ち、二盗を決めた広瀬は2安打2盗塁。今大会は6試合の全てに安打を放つなど20打数10安打で打率5割と好調だ。
昨年4月に入社した2年目。当たっている要因として、先輩選手から貴重なアドバイスを受けたことを挙げる。「開く癖があったのが、中堅方向に打ち返すことを徹底してからタイミングの取り方が良くなった」。首位打者争いでは後続を5分以上も引き離している。
県岐阜商では高橋純(ソフトバンク)の1学年後輩で2015年センバツ8強。亜大では平内(巨人)と同学年で4年秋の東都大学リーグ優勝に貢献した。GTRニッセイも、この大会で最多の11度の優勝を誇る名門。「トップレベルのチームでプレーを続けられることは幸せ。欲を出さず、チームが勝つことを優先に、残り3試合は全勝したい」と打線を引っ張るつもりだ。
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