ワクチン回避はもはや執念?ジョコビッチ、コロナ感染の一昨年6月に治療法開発目的の会社設立していた
2022年1月20日 15時20分
ここまでくれば、ワクチン回避は執念だ。オーストラリアへの入国ビザ(査証)が適正でないとして再び取り消され、国外退去となった男子テニスの世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチ(34)=セルビア=が、ワクチンではない新型コロナウイルスの治療法を開発する目的で、デンマークに本社を置くバイオテクノロジー企業のクアントバイオレス社を設立していたことが19日、分かった。英紙デーリーメール(電子版)などが報じた。
同社のロンカレビッチ最高経営責任者(CEO)は、ジョコビッチが1度目にコロナ陽性となった2020年6月、夫人とともに中心的な設立者となり、同社の株式の80%を保有していると明かしたが、金額は公表しなかった。ジョコビッチの推定純資産は2億2000万ドル(約250億8000万円)とされる。
同社が開発しているのはコロナ感染を抑止するペプチドで、今夏にも英国で治験を開始予定。ペプチドとは、複数のアミノ酸のペプチド結合による化合物で、降圧やコレステロール抑制、免疫調節などを目的に研究されている。
ジョコビッチは5日、新型コロナウイルスのワクチン接種をしていないとして豪メルボルン空港で入国を拒否され、隔離ホテルに一時滞在。いったん入国拒否の決定は取り消されたが、その後に入国審査書類の虚偽記載や陽性判明後の取材対応などが発覚。豪政府は調査した上でワクチン未接種を確認し、再び入国許可を取り消し。ジョコビッチは16日にセルビアへ帰国した。
現在は「不当な扱いを受けた」として320万ユーロ(約4億1600万円)の損害賠償を求めて豪政府を提訴する準備を進めていると伝えられる。
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