本文へ移動

石川県内感染 最多176人 県庁に接種センター開設

2022年1月20日 05時00分 (1月20日 12時45分更新)
 石川県は十九日、新たに百七十六人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。第五波だった昨年七月末の百十九人を上回り、一日の感染者数では過去最多。宿泊療養や自宅療養が急増している。会見した谷本正憲知事は医師会や看護協会と連携し、態勢強化を検討する考えを示した。ワクチンの三回目接種を加速させるため、県庁に接種センターを開設する。
 感染状況の指標をみると、病床使用率は17・2%で、最も低いレベル1(感染要注意)だが、新規感染者、感染経路不明者はレベル3(感染まん延特別警報)に達した。昨年十二月に見直した指標が「感染状況」よりも「医療負荷」を重視しているため、総合判断もレベル1にとどまる。
 現時点では、新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」の適用申請を見送る考えで、知事は「県民に行動制限を求める状況に至ってはいないが、このまま感染拡大が続けば、厳しい決断をせざるを得ない」と述べた。観光・飲食の需要を喚起する県民旅行割、Go Toイート食事券は感染防止策を講じた上で引き続き利用できる。
 デルタ株が主流だった昨年七月の感染者数は二十八日間で八百人を超えたが、一月の累計は十九日時点で既に七百七十三人に達した。ただ重症者はおらず、三十代以下が全体の七割を占め、軽症か無症状。
 ただ、知事は「接種していても安心できない事態。重症化リスクが高い高齢者に感染させると、また局面が違ってくる」と危ぶむ。県庁内に接種センターを開設し、年齢区分は設けずに市町の接種を加速させる方針で、準備が整い次第、発表する。
 十九日発表の新規感染者では感染経路不明者が初めて百人を超え、百九人となった。新たに県内の保育園で園児十二人が感染し、クラスター(感染者集団)と認定した。十八日に発表された別の保育園のクラスターは新たに十四人が感染。十五日以降、クラスターは毎日発生しており、初めて五日連続で確認された。十九日午前十時までの検査数は千七百七十五件。

関連キーワード

おすすめ情報