穴釣り大満足 ガツガツと3人カサゴ35匹 三重県鈴鹿市沖・消波ブロック
2022年1月20日 05時00分
三重県鈴鹿市の若松漁港から昨年10月にオープンした渡船で沖の消波ブロック帯に渡って穴釣りを楽しもうと8日、息子の光(36)と釣りガールの藤本准子さんを誘って出かけた。カサゴ中心に37匹の大漁に恵まれ、大満足した。
沖の消波ブロック帯からの穴釣りは私自身、初体験なので期待大だ。途中の釣具店でアオイソメ餌を買って若松漁港へ向かった。
「かがやき渡船」の船長にあいさつして乗船名簿に記入。釣具を積み込んで午前11時と遅い時間に出船した。
当日は中潮で満潮9時53分、干潮15時49分(鈴鹿標準)。干潮の方が穴が分かりやすく釣りやすくなるとのことで、出船時間は船長が潮回りから判断して決まった。消波ブロック帯は、若松漁港から北方向に4つ並んでいる。
10分ほどで一番北側の消波ブロック帯に接岸した。足元を十分に確認してから消波ブロック帯に渡る。デコボコしているなか、なるべく平たんな場所に釣具を置き、仕掛け(キス竿1・8メートル、小型スピニングリール、道糸ナイロン3号、ブラクリ赤色・ソロバン型4〜5号、グリーン発光ビーズ、カサゴ針10号)をセットした。
餌はアオイソメと船長が用意してくれたサバの切り身を使用する。まずは船長から穴の探り方や仕掛けの落とし方などのレクチャーを受けてから実釣開始だ。船長は「楽しんでね」と言って帰港した。
しばらくして光が18センチのカサゴをゲット。続いて藤本さんにも同サイズのカサゴが来てニッコリの好スタートだ。私も深そうな穴を探して仕掛けを落とし込むと、コンコンと当たってカサゴを抜き上げた。
同じ穴でも場所によってグーンと深くなっている所にスルスルと仕掛けが入ると、ガツガツとヒットして最高の気分を味わえる。これが穴釣りの醍醐味(だいごみ)だ。小型はリリースしながら3人で次々に穴から抜き上げていく。
私には20センチオーバーのタケノコメバルが姿を現してニコパチだ。反応が渋くなると、船長を呼んで2番目の消波ブロック帯へと移動した。大型に根に潜られてラインブレイクも多発したが、アタリも続出して数は伸びていく。
船長の計らいで30分サービスしてもらい、午後4時半に納竿した。釣果は15〜22センチのカサゴ35匹とタケノコメバル2匹の大漁。沖の消波ブロック帯での穴釣り初体験は天候にも恵まれ、大満足釣行となった。渡船料1人3000円(釣り時間5時間)、女性・未成年は半額(中学生以下は乗船不可)。(問)かがやき渡船=(電)090(9913)7809
(鈴鹿市・伊藤正輝)
【注意事項】
(1)滑らない靴をはくこと。特にぬれた消波ブロック上は注意。
(2)救命胴衣、帽子、グローブは必ず着用。
(3)移動する時は片手を必ず空けておく。
(4)釣具やスマホなどの落下に注意。
(5)根掛かりが多いので仕掛けは多めに持参。
【当日の反省点】
(1)当日はスピニングリールを使用したが、ベイトリールの方が操作しやすい。
(2)1.8メートルのロッドは消波ブロック際を狙う時は良かったが、入り組んだ穴の時は1.5メートル以下の方が使いやすい。
(3)大型魚に潜られて根ズレのラインブレークを避けるため、ラインは太くても良い。
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