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【北の富士コラム】正代よほど弱っていると見えて再度寄って出る気力がない。どうやら御嶽海は助かったようだ

2022年1月20日 05時00分

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御嶽海(右)が寄り切りで正代を破る

御嶽海(右)が寄り切りで正代を破る

◇19日 大相撲初場所11日目(東京・両国国技館)
1敗で照ノ富士と並走する御嶽海。10日目は学生時代のライバル、北勝富士に予想外の相撲内容で完敗している。あまりにも負け方が悪すぎたので11日目の相撲を心配していたが、ありがたいことに絶不調の正代との対戦。やはり10日目の負けを引きずったような相撲だった。
 立ち合いも連勝しているときのような鋭さを欠いて、正代に右四つに組まれてしまった。いくら不調とはいえ、右四つガップリ胸が合うと正代も力が出る。正代に正面土俵に寄られた時は、このまま土俵を割ると思わされたが何とか残した。正代はよほど弱っていると見えて、再度寄って出る気力がない。
 逆に御嶽海に寄られると、すでに残す力はなくあっさり土俵を割った。どうやら御嶽海は相手が正代で助かったようだ。12日目からは、文字通りふんどしを締め直し、気合を入れ直さなければいけない。目の前に優勝と大関がぶら下がっていることを忘れないでもらいたいものだ。
 照ノ富士は予想外の相手と対戦したが、相撲の方も予想外にてこずったようだ。千代翔馬は立ち合いの変化や飛び道具も得意としているので、照ノ富士は慎重に見て立った。左四つに組まれヒヤリとする場面もあったが、そこは落ち着いたもので、胸を合わせるとしっかり引きつけ寄り切った。
 今場所は一人残った大関正代も負け越し寸前で、残る4日間の割が難しくなった。2敗の阿炎を照ノ富士にぶつける手もあるが、正代次第ということになるだろう。残る4日間、優勝争いから目を離せない。
 ところでこの日の感染者は東京だけでも7000人を超えた。こんな時に本当に相撲なんか取っていいのだろうか。私は気が引けて、いっそのこと休みたいぐらいだ。3回目のワクチンを打つ日もまだ決まっていない。申し訳ありませんが、筆が進みません。
 ちゃんちゃん焼きを食べて寝ます。(元横綱)
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