<おばあちゃんの知恵袋> 梅干し
2022年1月19日 05時00分 (1月19日 09時56分更新)
その日の難 避けられる?
梅干しの成分のクエン酸やカテキン酸には、病原性大腸菌O157やコレラ菌などの増殖を抑える殺菌作用があります。梅干しを食べておくと、食あたりや水あたりなどその日の難を避けられると、昔の旅人は朝必ず口にしていたそうです。
今でも旅館の朝食に出る梅干しは、その名残でしょうか。梅干しにはこのほか、疲労回復や胃の改善効果も。風邪が気になる今の季節は、体を温める「焼き梅」=写真=がお薦めです。
クッキングシートを敷いたフライパンを中火にかけ、梅干しを転がしながら、皮が黒くなるまで焼きます。焼けたらこれを湯飲みに入れて、蜂蜜を溶かしたお湯にほぐして飲めば、風邪をひき始めの体もポカポカ。
梅干しは熱を加えると、血行改善成分ムメフラールが生じるのです。なお「焼き梅」は中まで黒く焼く必要はありません。(NPO法人おばあちゃんの知恵袋の会 村尾宣子 )
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