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石垣も見せ場、設置概要判明 浜松市の大河ドラマ館

2022年1月19日 05時00分 (1月19日 09時44分更新)
 二〇二三年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせ、浜松市が設置を計画している大河ドラマ館の概要が分かった。浜松城近くの旧元城小学校跡地(中区、一万七千四百二十平方メートル)に設置する計画で、二二年中に工事完了を予定。市は、新型コロナウイルスの感染収束後の市内観光の目玉として二三年一月のオープンを目指す。 (佐藤裕介)
 浜松城は一五七〇(元亀元)年、家康が二十九歳の時に築城。四十五歳まで十七年間にわたって城にとどまり、天下統一に向け力を養ったことで知られる。ドラマでは、活動を休止したアイドルグループ「嵐」の松本潤さんが家康役を演じることが決まっており、注目を集めている。
 市によると、旧元城小跡地内の西側を中心に、いずれも鉄骨平屋建てで、撮影に使用された衣装や小道具などを展示する本館(六百三平方メートル)とチケット販売などを行う事務所棟(三百十一平方メートル)、市内の特産品などを販売するショップ棟(二百九十三平方メートル)の三棟を配置する。
 大河ドラマ館本館近くには、二〇二〇年の発掘調査で見つかった石垣があり、浜松城にいた家康に思いをはせてもらうため来館者が見学できるようにする方向で調整する。この石垣は築城から間もない一五九〇〜一六〇〇年ごろ造られたもので、本丸東側にあったと推測され、高さは最大約一・二メートルで幅は数メートル。
 市は二〇一七年にも戦国時代の遠州を舞台にした大河ドラマ「おんな城主 直虎」の大河ドラマ館(北区細江町)を開設し、一年間で七十八万人の来場者を記録。今回は感染防止対策を徹底しながら五十万人の来場を想定している。
 市は昨年、徳川宗家十九代目の徳川家広氏に名誉館長を委嘱するなど、大河ドラマ館のPRに注力。さらに機運を高めようと、遠江に攻め込んだ武田信玄を家康が迎え撃った三方ケ原の戦い(一五七二年)から四百五十年を記念し、今年十二月にシンポジウムを開催する方向で調整している。

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