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大拙 猫好きに親近感 本多町の自館 初公開写真など展示

2022年1月19日 05時00分 (1月19日 10時10分更新)
展示されている鈴木大拙の写真パネル=金沢市本多町で

展示されている鈴木大拙の写真パネル=金沢市本多町で

  • 展示されている鈴木大拙の写真パネル=金沢市本多町で
  • 大拙が猫をなでたり、昼寝をしたりする写真が掲載された週刊誌の記事=金沢市本多町で

グラビア、昼寝の様子も

 金沢市出身の仏教哲学者、鈴木大拙(一八七〇〜一九六六年)に子どもから大人まで親しみをもってもらおうと、同市本多町の鈴木大拙館で、写真展「大拙の姿貌(すがた)」が開かれている。猫を抱える姿や、海外で撮影されたカラー写真など、大拙のさまざまな表情を見ることができる。前後期で一部展示物を入れ替える。前期は二月十三日まで。 (岩本雅子)
 控えめの照明で、落ち着いた雰囲気の展示会場。来客を迎えるのは一九五九年、大拙が八十九歳の時に撮影された初公開のモノクロ写真だ。服の中に潜った猫を、大拙が優しい表情で見つめている。同館学芸員の猪谷聡さん(45)は「猫が好きだったようで、一緒に写る大拙は柔らかい顔をしている」と話す。
 大拙は米国を中心に海外で活躍したため、カラー写真も残っている。六〇年にインドを訪れた際の農村での一枚や、猫とボタンの横で大拙が笑顔の写真も。六四年に発刊された週刊誌のグラビアページには、大拙が昼寝をしている写真もあり、親近感を感じさせる。
 初公開の四点を含む二十三点が並ぶ。写真展は、同館開館以来初めての試みだ。猪谷さんは「どんな業績を残したは分からなくても『あの時、大拙の写真を見たな』と思ってもらうことに意味がある。人間味のある大拙を感じ、親しみを持ってもらえたら」と来場を呼び掛けている。
 開館時間は午前九時半〜午後五時で、受け付けは午後四時半まで。休館日は毎週月曜で、祝日の場合は翌日。一般三百十円、六十五歳以上二百十円、高校生以下は無料。

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