湖西市制50周年 タイムカプセル「30年の目覚め」
2022年1月19日 05時00分 (1月19日 05時02分更新)
湖西市制五十年の節目に開封する予定で、一九九三年一月に埋められたタイムカプセルが十八日、市役所で開封された。当時の市担当者や中学生としてメッセージを入れた市職員らが出席し、三十年前を懐かしんだ。 (鈴木太郎)
カプセルは市制二十周年記念事業として企画し、小中学生ら三千人が三十年後に向けて書いた手紙や、三十年後の人口を当てるクイズが入れられた。開封には影山剛士市長のほか、三十年前に企画を担当した市健康増進課の竹上弘さん(61)と中学生として手紙を書いた市職員二人が立ち会った。
当時鷲津中の二年生だった子ども家庭課の岡部亜紀さん(43)は「将来自身がどんな職に就いているか」と書いた手紙を開封。「あの頃は看護師を目指していた。社会福祉士として、幸せに生きていると中学生の自分に伝えたい」と話した。
湖西中の二年生だった市民課の小林景子さん(42)は、普段の教室でのやりとりの一場面を友人に宛てて書いていた。「字は丁寧だが、内容が中学生らしくて恥ずかしい。友人と久しぶりに連絡を取りたくなった」とはにかんだ。
アルバムや当時の新聞、市や市内企業のパンフレットも同封され、関係者は大相撲曙関の横綱昇進内定や、二、三センチの積雪を市内で観測したといったニュースを興味深く眺めていた。
発掘された物品は市で保管し、年内に展示の機会を設ける。市民から寄せられた手紙は順次発送し、人口当てクイズの結果も発表する。
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