埼玉フィフティーンはひたすら前向き 2試合連続不戦敗も35歳・堀江「頭切り替わった」【ラグビー】
2022年1月18日 20時08分
新型コロナ感染者が確認され、開幕から2戦連続で不戦敗となった、ラグビー・リーグワンの埼玉ワイルドナイツが18日、埼玉県熊谷市で本格的な練習を再開した。パナソニックとして昨季は旧トップリーグのラストシーズンに優勝。新リーグでも優勝候補本命視された王者は、23日の横浜との初戦(熊谷)に向け、急ピッチでチームを仕上げていく。
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冷たい赤城おろしも心地よい。本格的な練習再開となった埼玉フィフティーンは寒風を切り裂き芝を駆けた。「この2週間は正直、メンタル的に難しいところがありました。グラウンドでトレーニングできなかったし、不安はあった。でもやってみたら体は動いた」とフッカー坂手淳史主将は笑顔をみせた。
2試合を終えて勝ち点ゼロ。しかし、選手たちの表情にも、聞こえてくる言葉にも、悲壮感はない。拍子抜けするほど前向きなのだ。「みんな、よく帰ってきた。今季は試合が多く、シーズンが長い。われわれには十分チャンスがあると思う。この状況で与えられたチャンスを生かそう、エンジョイしよう」。ロビー・ディーンズ監督は練習前のミーティングでそう喜びの言葉をかけた。
チーム最年長の35歳、堀江翔太はさらに前向きだ。「2週間間隔が空いた分、全員の頭が切り替わって、いい方向に向かっている気がします。隔離中も、できる範囲で体を動かしたし、そんなに落ちていない」。隔離中は熊谷市から支給された10キロの米袋でウエートトレーニングしたという。トップリーグ最後の王者からリーグワン最初の王者へ。“連覇”への挑戦が、いよいよ始まる。
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