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35歳の鉄人・宝富士が勝ち越し 恩師の命日で勝ちたかった 2敗守りトップと1差追走【大相撲】

2022年1月18日 19時57分

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宝富士(右)は押し出しで一山本を破る

宝富士(右)は押し出しで一山本を破る

◇18日 大相撲初場所10日目(東京・両国国技館)
 鉄人は玉鷲だけじゃない。西前頭7枚目の宝富士(伊勢ケ浜)のことも忘れてはいけない。場所後の2月に35歳を迎えるとは思えない力強さ。押し相撲の一山本を、四つ相撲の宝富士が押し切ってみせた。
 この日は近大相撲部時代監督で、2020年に55歳で急逝した伊東勝人さんの命日。「何が何でも勝ち越せるように気合入りました。勝たせてください、力を貸してくださいと心の中で思ったりしました」。勝ち越しを決め照ノ富士、御嶽海を1差で追う姿を見せることができた。
 番付にしこ名が載った09年春場所から、1日も休まず土俵に上がり続ける。幕内連続出場は玉鷲を上回る現役1位の805回。史上でも10位の北の湖(863回)に9月の秋場所で追いつき、十傑に名を連ねることになる。
 休場危機がなかったわけではない。18年名古屋場所8日目の錦木戦で左ひじをきめられて骨折した。取組後に骨折は判明したが、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)から受けたげきと、「休場したくない気持ちがあった」と休場を回避。今でも「靱帯(じんたい)を切ったりとかしなければ出るのは当たり前だと思っている」という強い信念を持つ。
 照ノ富士に胸を借りて若いころと変わらず稽古を積んでいる。昭和62年生まれだが、学年でいえば稀勢の里らと同じ「花のロクイチ組」。2年前に初優勝した徳勝龍は大学の同級生だ。自分もという思いはある。
 「前に出て勝ってるので、気持ちも上がっていいと思います」
 16年の琴奨菊から6年連続で初優勝力士が誕生している初場所。何かが起こる予感もする。

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