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愛知医科大病院(愛知県長久手市) 精神神経科 藤野智哉さん(30) 心を楽に ヒント届ける

2022年1月18日 05時00分 (1月18日 13時54分更新)

「生き急がず、ゆるゆるポジティブに」と話す藤野さん


 四歳ぐらいでかかった川崎病の後遺症で、心臓の血管、冠動脈に瘤(こぶ)ができた。冠動脈瘤(りゅう)は破裂する恐れがあるほか、血の塊(血栓)ができやすく、心筋梗塞のリスクも大きい。心臓への負荷を避けるため、子どものころから運動を制限された。体育の授業で長距離走を休み、周囲から「ずるい」と言われたこともある。みんなと同じことができないのが悲しかった。
 転機は、主治医から病気について詳しく説明を受けた中学二年の時だ。血管が詰まれば命に関わること、詰まらせないためには血液をサラサラにする薬を一生飲み続ける必要があること…。「病気の正体が分かり、不安が消えた。あるがままを受け入れる『あきらめ』の気持ちも身に付いた」と言う。同時に、命が助かったのは医療のおかげと確信。自然に医師を志した。
 名古屋市出身。秋田大医学部を卒業し、愛知県一宮市の一宮西病院で研修医生活を送った。同市の上林記念病院に勤務後、約二年前から愛知医科大病院の精神神経科で働く。
 精神科医を目指したのは犯罪心理に興味があったことが理由だ。一年ほど前から週に一度、同県内の医療刑務所で受刑者を診察している。中には精神疾患がある人もいるが「...

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