【Dr.'sサロン】マスク、手指消毒継続して
2022年1月18日 05時00分 (1月18日 13時49分更新)
感染症にはそれぞれ、かかりやすい季節があります。例えば冬はインフルエンザや、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎、冬から春はリンゴ病や水ぼうそう、夏に多いのはヘルパンギーナや手足口病などの夏かぜです。しかし二〇二〇年は例年流行していた感染症の発生がほとんどなくなり、二一年も低い水準となっています。
私たちは新型コロナウイルスの流行によって「接触」と「飛沫(ひまつ)」を予防するため、手洗いやマスク着用などの感染対策を行ってきました。インフルエンザなど飛沫で広がる感染症は、症状の有無にかかわらずマスクを着用するユニバーサルマスク、せきエチケット、換気などの対策が功を奏して減ったと思われます。接触感染で広がる感染性胃腸炎などは、手指消毒や手洗いの効果で減少したと考えられます。マラリアやデング熱など海外から持ち込まれる輸入感染症が減ったのは、海外との往来が少なくなったためでしょう。
新型コロナの感染対策は、接触・飛沫で広がる感染症を減らすことがよく分かりました。子どものころから「外から帰ったら手洗い」と教えられてきたと思います。オミクロン株が全国で拡大していますが、これまで行ってきた基本的な感染対...
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