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【石川】松田投手(白山市出身)渡米へ ドジャースとマイナー契約

2022年1月18日 05時00分 (1月18日 10時17分更新)
ドジャース移籍が決まり、意気込む松田康甫投手=17日、水戸市で

ドジャース移籍が決まり、意気込む松田康甫投手=17日、水戸市で

地元にも驚き 松田投手激励

 石川県白山市出身でプロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」の茨城アストロプラネッツに所属する松田康甫(こうすけ)投手(23)=金沢高校卒=が十七日、米大リーグのロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、移籍すると発表した。水戸市内で記者会見した松田投手は「メジャーに上がり、世界一の野球選手になりたい」と意気込んだ。
 松田投手は小学二年で野球を始め、金沢高三年時の全国高校野球選手権石川大会でエースとしてベスト8に進出。拓殖大では目立った活躍はなかったが、プロへの夢を捨てきれず、茨城に入団。初年の二〇二一年の開幕戦では一九三センチの長身を生かして155キロを記録。スカウトの注目を集め、将来性を見込んだドジャースとの契約に至った。
 マイナー契約は、メジャーリーグ公式戦に出場できる選手枠(四十人)外の選手契約。3A、2Aなどマイナーでプレーしながらメジャーを目指す。
 オンラインで記者会見に参加したドジャースのスカウト責任者ジョン・ディーブルさんは「将来160キロを投げることも不可能ではない」と期待を示した。
 ただ、松田投手は昨年四月に右肘を故障。七月に靱帯(じんたい)再建手術を受けた。九月からは石川県野々市市内の小学校で非常勤講師として書写と図工を教えながら、リハビリを続けてきた。(長崎高大)

白山の少年野球ク「明るく素直」

 石川県白山市出身でBCリーグ茨城に所属する松田康甫投手が、大リーグ・ドジャースとマイナー契約を結んだ。石川から旅立つ長身の本格派の活躍に向け、地元では励ましや喜びの声があふれた。
 松田投手をよく知る白山市の関係者らも思わぬ吉報を喜んだ。松田投手は小学生時代、地元の軟式野球チーム「松陽(しょうよう)少年野球クラブ」に所属。持ち前の長身を生かし、一塁手や外野手、投手のレギュラーとして貢献した。当時をよく知る山下道夫元監督(56)=同市石立町=は「最初は、うそじゃないかと思ったほど驚いた。心から野球を楽しむ、明るく素直な少年だった」と語る。
 松田投手は拓殖大国際学部を二〇二一年に卒業。二〇年十一月には教育実習で出身校の白山市笠間中の教壇に立ち、社会科を教えた。松本政彦校長(60)は「当時、進路を尋ねたら、独立リーグを受けて結果待ちだと聞いた。不器用だが、真剣な人柄で子どもたちにも人気だった。あきらめずに夢をかなえる姿を見て、生徒や自分も勇気づけられる」と喜んだ。(吉田拓海)

金沢高でエース 監督「誇らしい」

 金沢高校野球部の武部佳太監督(40)は、エースだった松田投手の野球部時代に部長を務め、クラス担任としても三年間成長を見守った。「運動も勉強も頑張りクラスでも部活動でも人気者。選手としても『世界一の投手になる』という目標を持つ意識の高い選手だった」と振り返り、高い志を持ちながらも、地に足のついた練習をこつこつと重ねる姿が印象に残っている。
 今も連絡を取り合う仲でマイナー契約したことを知ると早速、「良かったね」と電話で伝えた。武部監督は「困難な道に勇気を持って進んでいるのを見ると、私も元気をもらえるし部員たちの刺激にもなる。こうして挑戦する姿を見せてくれていることがうれしいし、何より誇らしい」と語った。
 同校の島畑博之教頭は「インターネットのニュースを見て、今日は職員たちの間でも話題になった。花を咲かせるきっかけができたのは、学校としてもうれしいので、海外での活躍を皆で祈っている」と話した。(西浦梓司)

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