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コロナワクチン 全市町 3回目前倒し 県内一般高齢者接種 本紙調べ

2022年1月18日 05時00分 (1月18日 09時48分更新)

 安定供給など課題

 新型コロナウイルスワクチンの三回目接種について、県内全十七市町が、一般高齢者の接種時期を前倒しすることが、本紙の調べで分かった。国の要請に応じ、五市町が一月中、十二市町が二月上旬の開始を予定している。ただ多くの市町がワクチンの安定供給や交互接種の安全性周知などを課題として挙げた。
 大半の市町が個別接種と集団接種を実施する。個別接種の開始は大野市が最も早い。先行する高齢者施設入所者らの接種完了にめどが立ったため、対象者の分散化を図ろうと十一日に接種券を発送し、十二日から始まった。続いて敦賀、坂井、南越前の三市町が二十日開始となっている。最も遅いのは若狭町の二月十四日で、高浜町は個別接種を実施しない。
 集団接種は、福井市の一月二十九日が最も早い。次いで越前市の二月三日、おおい、若狭両町の二月五日などとなっている。最も遅いのは大野市の三月十二日で、小浜市は未定としている。個別接種に先行して集団接種を実施するのは福井、若狭の二市町だった。
 ワクチンの種類は、多くの市町がファイザー製かモデルナ製を選択可能。個別接種はファイザー、集団接種はモデルナを基本としている。個別接種では、医療機関によってモデルナを扱うケースもある。
 三回目接種の課題としては一、二回目でファイザーを使用した人が多いため、モデルナを受け入れてもらえるかどうか不安との声が複数あった。福井市は、種類が異なるワクチンを打つ交互接種について「国が効果や安全性を周知し、不安解消に努めてほしい」と求めた。前倒しに必要なワクチンの安定供給を訴える意見も相次いだ。
 三回目接種の時期を巡っては当初「二回目接種から原則八カ月以上」だった。新変異株「オミクロン株」の急拡大を受け政府は昨年十二月以降、前倒しを自治体に重ねて要請。一般高齢者について、二月は二回目接種から七カ月経過、三月以降は六カ月経過としている。県内の一般高齢者は二回目接種を昨年五月下旬〜七月中におおむね完了した。政府は、六十四歳以下の前倒しも求めている。

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