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武藤が初日から本気モード「自分のできる最大限のプレーをする」再びW杯切符たぐり寄せる【サッカー日本代表】

2022年1月17日 19時06分

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練習で笑顔を見せる長友(右)と武藤

練習で笑顔を見せる長友(右)と武藤

 サッカー日本代表は17日、2022年W杯カタール大会アジア最終予選の中国戦(27日・埼玉スタジアム)、サウジアラビア戦(2月1日・同)を前に、国内組19人による5日間の強化合宿を千葉市内でスタートした。2019年1月のアジア杯(UAE)以来、3年ぶりに復帰したFW武藤嘉紀(29)=神戸=は「W杯の悔しさは、W杯でしか晴らせない」と決意表明。アシスト力も兼備した新たなスタイルで、メンバー入りを猛アピールする。

 悲壮な覚悟がプレーににじんだ。練習終盤のハーフコートの紅白戦で、武藤は3トップの右に入り、何度もゴールに迫った。山根の右クロスに飛び込み、頭で狙った球はわずかに右へ外れた。顔をしかめ、悔しそうに天を仰いだ。初日から本気モードの表れだった。
 極限の戦いを続ける森保ジャパンを画面越しに見ながら、「日本代表でもう一度、プレーしたいという気持ちを秘めて神戸でプレーしていた」。昨夏にJ復帰後、14試合出場、5得点。特筆すべきは、わずか4カ月間でリーグ5位の7アシストを挙げたことだ。「アシストもできるようになり、一つの課題をクリアできた。(得点とアシストの)2つの選択肢があると、より怖い選手になる」。アタッカーとしての進化を見せつけ、W杯イヤーの“挑戦権”を手にした。
 ニューカッスル、エイバルでは雌伏の時を過ごした。W杯ロシア大会後の3季で公式戦わずか5得点。ただ、持ち帰ったのは悔しさ、歯がゆさだけではない。
 ゴリゴリとゴールへ向かう力強さが武器だった。だが、欧州へ渡り、「より強くないといけないと思っていたが、脱力した状態をつくる重要性を感じた」。強健なディフェンダーに対して、力だけで対抗するのではない。時には「力を抜いている状態で、適度なところで力を入れる」。しなやかさでいなす術に活路を見いだし、磨き続けてきた自負がある。
 今月末のW杯予選シリーズでは古橋亨梧(セルティック)、三笘薫(サンジロワーズ)を故障で欠くが、この男にとっては絶好機。「とにかく、自分のできる最大限のプレーをする」と武藤。硬軟自在に進化したプレーで、再びW杯切符をたぐり寄せる。

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