ジョコビッチ国外退去に海外メディアうんざり「ドタバタ劇に当てられたスポットライトが、グランドスラムを舞台の袖に追いやった」
2022年1月17日 16時44分
男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(34)=セルビア=は16日、オーストラリアへの入国ビザ(査証)が再び取り消され、国外退去となった。海外メディアも、これをスポーツのトップ級で報じた。
米ニュース専門局CNNは「何日間もの混乱の末、ジョコビッチの全豪オープン出場を巡る壮大な物語がついに最終章を迎えた。コート外のドタバタ劇に当てられたスポットライトが、今年最初のグランドスラムを舞台の袖に追いやった」と評した。
米紙USAトゥデーは、今回の調査でワクチン接種を受けていないと判明したジョコビッチが20年4月、「私はワクチン接種に反対だ。移動のためワクチンを強制されたくない。もしそれが義務になれば、私は決断しなければならない」と語っていたと紹介し、「何と予言的なコメントだったのだろう」と伝えた。
ジョコビッチは5日、豪メルボルン空港で入国を拒否され、隔離ホテルに滞在。ビザが適正でないとされた理由は、昨年12月にコロナ感染し、免疫獲得を理由に認可を受けたとされる新型コロナウイルスのワクチン接種免除が認められなかったためだった。
ジョコビッチ側の異議申し立てを受け、メルボルンの連邦巡回裁判所はいったん入国拒否を取り消した。だが、その後に入国審査書類の虚偽記載や陽性判明後の取材対応などが発覚。豪州政府は調査した上で再び入国許可を取り消し、国外退去を命令。豪州連邦裁判所もこの決定を支持すると、ジョコビッチ側も諦めて16日に豪州を去った。
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