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【写真番号 2022011701】
小松駅(1966年)

2022年1月17日 05時00分 (3月19日 11時15分更新)

【写真番号 2022011701】国鉄のほか北陸鉄道、尾小屋鉄道も乗り入れていた小松駅(中央)周辺=1966年3月、本社ヘリ「おおづる」から


 ものづくりの礎 築く

 自家用車がまだ当たり前ではなかったころ。一九六六(昭和四十一)年、国鉄の小松駅に隣接して二つの私鉄駅があった。七七年に廃線となった尾小屋鉄道の新小松駅と、八六年に廃線の北陸鉄道小松線の小松駅。それぞれ「ものづくりのまち小松」発展の礎を築いた尾小屋鉱山、遊泉寺銅山と市街地とを結んだ。
 小松市沢町出身の村中賢三さん(81)=同市末広町=は、家の農業を手伝う傍ら、尾小屋鉄道で夜間高校に通った。小松駅周辺には高校や小松製作所、小松精練の工場などが集まり、学生や労働者ら多くの人が行き交った。商店や複数の映画館も立ち並び、出会いと活気が満ちていた。「特に朝はあふれるほど人がおった。ドアの外につかまって乗る人もいた」と懐かしむ。
 車社会の到来、郊外型商業施設の進出で駅前の様相は大きく変わった。二つの駅があった場所には二〇二四年春、北陸新幹線の小松駅が開業する。延伸する高速鉄道は、この街に何を運んでくるのだろう。(井上京佳) 
  • 空から-あの頃ふるさとは

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