宇良3連勝 折り返し地点で星を五分に戻す【大相撲初場所】
2022年1月16日 19時59分
◇16日 大相撲初場所8日目(東京・両国国技館)
宇良(29)=木瀬=がグングンと白星を伸ばしてきた。立ち合いで隆の勝(27)=常盤山=の右足を狙って踏み込む。しっかりと抱きかかえて土俵外へと運び出した。
3日目に貴景勝(25)=同=に土をつける活躍はあったものの、5日目までは上位の壁にはね返されて1勝4敗。だが、6日目から3連勝とし、折り返し地点で星を五分に戻した。
そんな宇良が食いついてきたのは取組内容ではなく、幕内100回出場の話題。「100回目ですか? へえー…。すごいすね」とわが事ながら感心した。右膝の負傷で2017年秋場所2日目の貴景勝戦を最後に長期休場。一時は序二段まで落ちたが、昨年、名古屋場所で奇跡のカムバックを果たしているからだ。
100回出場は考えてもいなかった。「一度でも関取に、という気持ちだったんで。自分の中ではよくやっていると思います。安美錦関(安治川親方)は117場所(関取在位)でしたっけ? 想像もつかないですね」と感心しつつ、まんざらでもない様子だった。
毎日が一生懸命。それだけにいつも場所は長く感じている。「むちゃくちゃ長いっすね。いつも長いすね。5日目越えたぐらいから12日目ぐらいまで、何してるんだろうと」。疲れはたまってきているが、星を五分に戻して再スタート。「今が一番踏ん張りどころですね」と自分を奮い立たせた。
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