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御嶽海「絶対に負けてはいけない」初優勝の18年名古屋場所以来の初日から8連勝で単独トップ折り返し【大相撲初場所】

2022年1月16日 19時55分

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大栄翔(左)を攻める御嶽海

大栄翔(左)を攻める御嶽海

◇16日 大相撲初場所8日目(東京・両国国技館)
 激しい突き押しに、御嶽海(29)=出羽海=の右足が俵にかかった。だが、集中力は途切れない。勝ちへの執念も衰えない。目は闘志むき出しのままこらえる。たまらず大栄翔(28)=追手風=が引いてくると、このタイミングを逃さなかった。一気に前に出てけりをつけた。
 「我慢、我慢と思っていました。絶対に押されるので、どこかで勝機を見つけて攻めるしかないと。引いてくれたのでよかったです」。大栄翔の攻めは、今場所も横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=を苦しめたほど。その激しさを考え、押し込まれるのは想定していた。
 下からあてがいながら耐えた。上体がのけぞっても前への気持ちは変わらない。「絶対に負けてはいけないと思いながら取っています。その気持ちが(いつも以上に)強いと思います」。初優勝した2018年名古屋場所以来の初日からの8連勝。堂々、単独トップで折り返した。
 八角理事長(元横綱北勝海)も「(御嶽海は)焦っていませんよね。下からいこうと粘り強く、押し込まれたけど押し返そうという気持ち。逆に大栄翔の方が引いた。(中日勝ち越しは)立派ですね」と高評価した。
 実力をいかんなく発揮しての8日間。「最高ですね」との言葉も納得だ。ただ、不思議な感覚があるという。時間がすぎる感覚が「勝っていると短く感じるけど、今場所は長く感じます」と明かした。土俵を下りると、いろいろ考えすぎてしまいがちになるそうだ。付き人とたわいない会話をすることで、なんとか気を紛らわしている。
 照ノ富士が追ってくる展開は「プレッシャーですね」と苦笑いする。ただ、今の強さなら、重圧もきっとはね返すことができる。白星を重ね、3度目の優勝となれば大関昇進の芽も出てくるはず。「自分の相撲を取るだけ。取ったら白星につながると思っています」。慢心はない。表情はいつも以上に引き締まっている。

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