国旗を掲げて連帯をスタンドでファンたちが海底噴火のトンガ応援【ラグビー】

2022年1月16日 17時47分

スタンドにはトンガへの連帯を示すトンガ国旗のボードを掲げるファンも多かった

◇16日　ラグビー　リーグワン　東京SG50―8トヨタ（味の素スタジアム）

　選手を迎えた会場には、前日（15日）に大きな海底噴火に見舞われたトンガへの連帯を示すトンガ国旗を掲げるファンの姿が多く見られた。試合前にファンがSNSで呼び掛け、実現した。

　「入場のとき、それを見てうれしかった。みんなのトンガへのサポートに感謝しています」と話したのはトヨタのナンバー8でトンガ出身のラウタイミ。噴火の前日（14日）はトンガの家族と連絡が取れたというが、通話中に切れてしまい、その後は音信不通だという。

　ラウタイミは「正直、夜もほとんど眠れなくて、今朝も連絡がつかなかった。心配だけど、みんなが『きっと大丈夫』と言ってくれて、何とか試合をしました」と言う。

　試合後の記者会見で同席した姫野は「ラグビーをやっている人ならみんなトンガ人の友達が多い。僕も日本代表でもハイランダーズでもトンガ出身の仲間はたくさんいて、彼らのことがただただ心配。日本で災害があったときはトンガからサポートがあったし、募金でも何でもして恩返しをしたい」と言葉に力を込めた。

国旗を掲げて連帯を スタンドでファンたちが海底噴火のトンガ応援【ラグビー】