愛知2大会ぶり入賞 山本と林、小笠原が5人抜き 杉浦華が愛知8区歴代最高9分57秒をマーク【全国都道府県対抗女子駅伝】
2022年1月16日 17時18分
◇16日 第40回全国都道府県対抗女子駅伝(京都市のたけびしスタジアム京都発着=9区間42・195キロ)
前回20位だった愛知は7位に入り、2大会ぶりに入賞した。石川の1区・五島莉乃(24)=資生堂=は、区間新に迫る18分41秒の快走で区間賞を獲得。静岡は終盤に順位を落として14位だった。優勝は京都が新型コロナウイルス禍の影響で中止となった昨年を挟んで2大会連続で、歴代最多を更新する18度目。2位は福岡、3位は宮城だった。
20位に沈んだ前回2020年の雪辱を果たした。愛知は1区26位から着実に順位を上げて、7位でゴール。目標の入賞を2大会ぶりに成し遂げた。「全員が目標タイムに近いところで走ってくれた。アンカーのところで8位以内に入ることを含め、予定通りのレース」。松田三笠監督(47)=豊田自動織機監督=が納得の表情で話した。
2区・山本(名城大)と3区・林(鶴城中)が連続で5人抜き。そして14位でたすきを受けた6区・小笠原(豊田自動織機)が、三たびの5人抜きで9位に浮上した。
8区・杉浦華(西端中)も、愛知の8区で歴代最高となる9分57秒をマークし、6位に順位を上げた。「9区に(東京五輪代表の)広中さんとか強い選手がいるので、少しでも順位を上げて渡そうと思った」と杉浦華。アンカー・吉川(ユニクロ)がその広中に抜かれたものの、7位でフィニッシュ。前夜のミーティングで16、19年の優勝に貢献した鈴木亜由子(日本郵政グループ)から「私も一緒に走っているから頑張って」などとビデオメッセージでエールをもらい、チーム全員の力で目標をクリアした。
19年の優勝も、20年の20位も経験している小笠原は「入賞はうれしい限りです。前回のリベンジができた」と喜んだ。
選手選考や合宿での指導に中心的に携わった米田勝朗前監督(53)=名城大監督=も「もう一度、強い愛知を取り戻すために入賞したかった」と満足そうにうなずいた。今回の入賞をステップに、頂点を目指して走り続ける。
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