本文へ移動

ミス弥富38代目で幕 時代の流れ…性別・年齢問わない形へ

2022年1月16日 05時01分 (1月16日 14時50分更新)
金魚や水槽が無料配布された一昨年のPRイベントに参加したミス弥富金魚=長久手市の愛・地球博記念公園で

金魚や水槽が無料配布された一昨年のPRイベントに参加したミス弥富金魚=長久手市の愛・地球博記念公園で

 女性が担ってきた地元PR役について、判断が分かれている。弥富市観光協会は今年、「ミス弥富金魚」と「ミス弥富」のコンテストを廃止する。男女平等の観点から、ミスコンの廃止が増えてきたことを背景に決めた。一方、稲沢市観光協会はキャンペーン・レディーの応募者減に悩みつつも、「役割は大きい」として現在、候補者を募っている。 (伊勢村優樹、牧野良実)
 弥富市によると、ミスの募集は一九八〇(昭和五十五)年、「やとみ春まつり」の実行委員会が、祭りや観光行事に花を添えてもらおうと始めた。コンテストは二〇一三年まで毎年、一四年からは二年に一度開かれ、今年三月末までが任期の現ミスは三十八代目。十八歳以上の未婚女性から選考し、市内を中心とした各種催しで、市のPRをしてもらってきた。
 しかし、近年は応募者の減少に加え、女性に限定した選考が時代に合わなくなってきた。六十年以上の歴史がある一宮市のミス七夕・ミス織物コンテストも今年、取りやめも含めて見直しが進む。
 こうした動きを踏まえ、弥富市観光協会も協議に入った。結果、「盛り上げ役は、未婚女性でなければいけない合理的な理由はない」などの意見があり、廃止することにした。安藤正明市長も「今の時代にはそぐわなくなってきている」と話す。
 同協会は、催しの参加をしばらく歴代のミスに頼み、性別や年齢、未婚・既婚を問わない、ミスに代わる新制度を考える方針だ。
 現ミスは、コロナ禍で需要が減った金魚の普及を図るため、市内外でのイベントなどに積極的に参加。ミス弥富金魚の山家夕里奈さん(26)は地域活性化に貢献したいと応募し、「多くの市民に会って弥富をより知ることができた」と振り返った。その上で、PR役は「男性でも全然構わない」との見方を示す。

稲沢の「レディー」は存続も応募者低迷

 現在、キャンペーン・レディーを募集中の稲沢市観光協会。締め切りが二十一日に迫る中、十日現在の応募者は採用枠と同じ三人しかおらず、低迷している。
 十八歳以上の女性が対象で、四月から一年間の任期中、各種イベントで同市の魅力を発信する。未婚・既婚や居住地は問わないが、他のキャンペーン・レディーなどと兼務はできない。
 門戸を広げるため、三十五歳までだった年齢制限を二一年度から撤廃した。協会では反対意見もないため、廃止は検討していないという。担当者は「協会だけではPRや情報発信力などが限られ、役割はとても大きい」と強調。「若い人たちの感覚で稲沢をアピールしてほしい」と応募を呼び掛ける。
 市役所などにある申込用紙を記入し、協会へ郵送か持参する。(問)同協会=0587(22)1414

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧