【中日】開幕ローテへ、宏斗が定めたカギは最速よりも常に150キロ超える「再現性」
2022年1月16日 06時00分
2年目で初めて春季沖縄キャンプの1軍北谷組に内定した中日・高橋宏斗投手(19)が15日、ナゴヤ球場で自主練習し、初めて開幕ローテーション入りに意欲を示した。最速155キロ右腕のキーワードは「再現性」。常時150キロ超のアベレージを求め、開幕ローテのイスを狙う。
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つかんだチャンスを逃さない。立浪監督が14日に春季沖縄キャンプでの1軍北谷組スタートを明言した高橋宏は「開幕ローテ入りを狙えるように、しっかりとレベルアップしたい」と目標を口にした。
成長段階の右腕がぶち上げた開幕ローテ入りプラン。「今の時点で十分な力があるとは思っていません」と話すように、プロ1年目の昨季は1軍初勝利どころか初昇格も果たせなかった。足りないものを理解した上で、最大の武器となる直球の平均球速アップを掲げた。
「最速よりも、常時150キロを超えるボールが投げられるように再現性を求めたい」。昨年は自己最速を更新する155キロをマークしたが、直球が簡単にはじき返される経験もした。プロの世界で戦い抜くには、毎試合ごとに高い水準が必要だと実感した。
今オフは福谷とともに自主トレし、津市のスポーツ整形外科「みどりクリニック」でフォームを徹底的に分析した。「本当に意識が変わったと思います」。チェックポイントは肩甲骨、股関節の使い方など6つ。毎日、意識し続けることが再現性の高さにつながる。
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